NEWアプローチ(3)ザ・シークレット、メタ・シークレット、そして…/atn

ロンダ・バーンによって2006年に発売され、全世界で2400万部のベストセラーとなった「ザ・シークレット」をご存知の方は多いでしょう。2007年には日本語版が角川書店から発売され、国内でも70万部という、自己啓発書としては異例の大ヒットを記録しました。ザ・シークレットの主題は「引き寄せの法則」の習得と実践です。

 

【ザ・シークレットとは?】

何世紀にもわたり文学、宗教、哲学等の口承伝説の中に見出され、秘密とされてきた「引き寄せの法則」を主題としたこの本は、発売と同時に世界中で大きな話題になりました。書籍だけでなくDVD版も発売され、累計800万枚(日本語版10万枚)という異例のセールスを記録。DVDにはドラマ仕立てのイントロダクションや、書籍に登場するメンターたちへのインタビューが収録されています。

ロンダは「引き寄せの法則」を実践することによって、お金、健康、人間関係、幸せ、世の中との関係など、人生のあらゆる面を思い通りに引き寄せることができると述べています。この本には引き寄せの法則を実践して、健康、富、幸せを手に入れた人たちの様々なエピソードが紹介されています。

また、引き寄せの法則はユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教、ヒンドゥー教、バビロニア人やエジプト人の文明や錬金術でも伝えられているとされています。


【引き寄せの法則の原理は?】

ロンダが述べる引き寄せの法則の原理を要約すると、次のようなります。思考や事象には特定の周波数が存在しています。思考やイメージが宇宙に放たれることによって、その周波数に対応する事象が引き寄せられるのです。この原理によれば、思考が全ての原因であり、一般に原因とされているものは、ある思考によってもたらされる結果に人々が当てはめているものにすぎません。

このような考え方には批判があることも事実です。例えばカレン・ケリーは著書「ザ・シークレットの真実」の中で、「神は私利私欲に応えてくれる万能のサンタ・クロースではない」という牧師オリヴァー・トーマスの言葉を引用しています。

ロンダは引き寄せの法則の原理を、あえて読者に解りやすくシンプルに説明しています。そのため受け取る側の解釈によっては誤解を与えるケースもあり、カレン・ケリーの著書はその点に対する批判が中心となっています。しかしザ・シークレットは、その有効性を実感した多くの読者に好意的に受け入れられ、成功法則として広く知られることになったのです。

余談ですが、ザ・シークレットの出演者52人のうち、36人は「パッションテスト」の著者ジャネットの紹介によるものです。ザ・シークレット大成功の要因のひとつは、ロンダがアテンションのパワーを発揮して引き寄せた人たちだったのですね。


【メタ・シークレット登場!】

世界的なベストセラーとなり広く知られたザ・シークレットに、2011年に続編とされる書籍とDVDが発売されます。メル・ギルの「メタ・シークレット」です。

日本語版は2012年、ザ・シークレットと同じ角川書店から 「全世界で驚異的なベストセラーとなったザ・シークレット引き寄せの法則には続きがあった! ザ・シークレットの賢者たちが明らかにする宇宙の7法則!」 というセンセーショナルなキャッチ・コピーとともに登場したのです。

発売時の資料には『メタ・シークレットとは、ザ・シークレットで紹介された「引き寄せの法則」と一緒に働いている宇宙の7つの法則であり、本作で宇宙の7つの法則を紹介し、より具体的に夢を実現する秘密が明らかにされる』とあります。

私も発売と同時に読みました。素晴らしい主題ですし、角川書店のキャッチ・コピーに嘘はなく、そう言えるだけの根拠のある内容となっています。それにも関わらず、フォローアップの中で取り上げる際にも、メタ・シークレットはザ・シークレットほど広く認知されていない印象があります。それはなぜでしょうか?

ザ・シークレットもメタ・シークレットも、ヘルメス主義と呼ばれる一連の古代思想と文献写本(ヘルメス文書)をベースにしています。ザ・シークレットの引き寄せの法則と一緒に働いている「7つの法則」と呼ばれるものも、ヘルメス文書の一部です。ザ・シークレットは、7つの法則のひとつから導き出される「引寄せの法則」にフォーカスし、多くの事例を交え徹底的に解説したものだったのです。

対してメル・ギルのメタ・シークレットは、7つの法則それぞれの解釈となっており、ザ・シークレットと比べると解り難い印象を与えてしまったのかもしれません。どちらも才能ある多くの方々にサポートされている、世界的なメソッドです。もしお読みになっていなければ、ぜひご自身でご一読されることをおすすめします。


【ヘルメス文書の7つの法則とは?】

これまでパッションテストとフォローアップ、そしてNEWアプローチで取り上げるいくつかのメソッドについて書き進めてきました。パッションテストには多くの成功法則に共通する、重要なエッセンスが含まれていると書いたことを、覚えておられるでしょうか。実はヘルメス文書の7つの法則の中に、それを見出すことが出来ます。ザ・シークレットやメタ・シークレットのベースとなり、世界中で実践される多くの成功法則の原点とも言える、ヘルメスの7つの法則とはどのようなものだったのでしょうか?

次回から、その秘密を少しずつ紐解いて行きたいと思います。


【NEWアプローチについて】

NEW(Numerous Epic Words)では、パッションテストと親和性が高く優れた自己改革メソッドのエッセンスをご紹介しています。

※NEWアプローチについてのお問い合せは、こちらから。
※次回パッションテストは8月23日(土)開催! 詳しくはhttp://パッションテスト.com
※カフェやスカイプを用いた個人セッションも随時受け付けています。お気軽にご連絡下さい。

 

 

 

 
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