【東京 お花見スポット】 BESTなお花見スポットを紹介します!! 〈81JKI10〉

桜5ダウンロード

東京近郊のBESTな花見スポットを紹介します。初出は2014年3月ですが、現在でも参考となる記事ですので、是非、お花見場所の選定に利用ください

もう直ぐ、お花見シーズンの到来!! 2017年の東京の開花日は3月23日(日本気象協会発表 28日現在)でしたが、満開予想日は4月2日となっています…。そこで、今年はどこでお花見をしようかな、と迷っているあなたへ、BESTなスポットを紹介しちゃいます!! この記事の初出は2014年3月です

 

上野恩賜公園

桜10ダウンロードお花見の名所といえば、誰もが最初に思い浮かべるのが上野公園でしょう。ここは江戸時代から既にお花見のメッカとして知られ、現代でも東京を代表する桜の名所です。

その昔、江戸時代の初期に天海僧正が寛永寺の境内に多くの桜を植樹したことが始まりだそうで、桜の名所として江戸庶民に定着したのは寛永年間(1624年~44年)からで、お花見のメッカとしての歴史は大変長いものがあります。

約53万8,000平方メートルという広大な規模を誇る公園で、園内一帯にはソメイヨシノやオオカンザクラ、ヤマザクラなどと桜の種類も多く、開花時には約1,200本もの桜が咲き誇ります。

毎年3月下旬~4月上旬の間に開かれる「上野桜まつり」の期間中には、毎日約30万人もの人々がお花見に訪れます。主な見所は公園桜通り、特に袴腰(はかまごし)から噴水池の前まで続く並木はまるで桜のトンネルのようで、大きく見事な桜の咲く姿は感動的ですらあります。

また、園内には約1,000個以上もの雪洞(ぼんぼり)が設置されており、その灯りに照らされた「夜桜」も一段と美しいもので、昼間とは違った風情があるので1日中楽しむことができます。

開花状況にあわせて開催される、不忍池周辺の骨董市などのイベントも多くあります。また周辺には、美術館・博物館・動物園などの施設があり、子供から大人までが楽しむことができます。

まさしく、東京を代表する桜の名所といえるでしょう。

 

隅田公園

桜7ダウンロード江戸時代に将軍徳川吉宗が享保2年(1717年)に堤防の強化・保護の目的を兼ねて、民衆にも花見ができるようにと桜の木を植えたのが始まりです。文化年間(1804年~18年)には村民の手でさらに植桜され、今に続く桜の名所となりました。

隅田川沿いに広がるこの公園の面積は、両岸合わせて18万8,000平方メートルほど。吾妻橋から桜橋までの約1.2kmに、ソメイヨシノやシダレザクラ、サトザクラ、エドザクラなど300本余りの(「隅田川の千本桜」という)桜並木が続きます。台東区側はソメイヨシノが中心で、墨田区側ではシダレザクラも見られます。

3月下旬~4月上旬にかけては「墨堤さくらまつり」や「隅田公園桜まつり」、「桜橋花まつり」など多くのイベントが開催され、芸子茶屋や和太鼓演奏、フリーマーケットなど趣向を凝らした催しも用意されています。いつも賑やかなので、春のそよ風に吹かれながら、お祭り気分で桜を楽しみたい人にはぴったりの場所です。また最近では、東京スカイツリーと桜並木のコラボレーションも見どころのひとつでしょう。

台東区側の桜橋には、台場や葛西などを結ぶ水上バスの発着所があり、水上バスから風情ある桜並木を眺めるのもお勧めです。また、柳橋のたもと(別の場所の屋形船も沢山ありますが)からは屋形船も利用可能で、川面になびく春風に吹かれながら船上から満開の桜を眺めるのも、また乙なものです。ちなみに夏は隅田川花火大会で有名です・・・。

注意点としては、開花期間中は宴会も可能なことから多くの人が訪れますが、駐車場の確保が難しい点や車の乗り入れに関して交通規制が行われること、また火気の使用(バーべキューなど)は厳禁なこと、などがあります。

尚、言問橋から200mほど北の台東区側には、武島羽衣作詞、滝廉太郎作曲の名曲『花』(あの「春のうららの隅田川~」です)の歌碑が立っています。

 

新宿御苑

桜4ダウンロード新宿御苑のルーツは、江戸時代に信州高遠藩の大名、内藤家の下屋敷があったところに明治5年(1871年)に日本の近代農業振興を目的とする内藤新宿試験場が設置され、明治12年(1879年)には宮内庁所管の新宿植物御苑となりました。その後、明治39年(1906年)に日本初の皇室庭園である新宿御苑として新たに生まれ変わりました。戦後は一般公開され、現在は環境省管轄の国民公園となっています。

また新宿御苑は、イギリス風景式庭園、フランス式整形庭園、そして日本庭園などを巧みに組み合わせて造られた、日本における数少ない近代西洋風景庭園の名作です。

面積58万3,000平方メートルの広大な園内では、ソメイヨシノ、カンザクラ、シダレザクラ、ヤマザクラなど約65種、約1,300本と豊富な種類の桜が咲くことで有名です。桜の種類によって開花期が異なるため、開花シーズン中はおよそ1ヶ月間に渡ってお花見を楽しめることが特徴です。主に3月下旬~4月上旬はソメイヨシノ、4月上旬~4月下旬は八重桜(サトザクラ類)が見事に咲き誇ります。

但し、宴会等の開催は不可で、露店もなく酒類の持ち込みも禁止。また遊具類の使用も禁止です。尚、春の特別開園期間中は無休です。

新宿御苑は、私たちに都心にいることを忘れさせてくれる魅力的な空間です。特にお花見の期間中は、日本さくら名所100選にも選ばれた国内有数の桜の名所として、満開の桜の木々と春霞の空にそびえる新宿の高層ビル群の競演、といった独特の趣を見せてくれます。

次のページへ》