リカちゃん派だった私は、近所のお姉さんが持っていたバービー人形が、ちょっと怖かったのを覚えています。その外人さん風の容姿もスタイルも何となく日本人の格好とは異なり、子供心にも奇妙な感じがしたものでした。
そのバービー人形が遂にデジタル化? して、「おしゃべり」をするらしいのですが・・・。
アメリカの玩具メーカー、マテル(Mattel Inc.)は、人間と双方向の会話ができる「ハロー・バービー」を今月(2月)14日、ニューヨークで開催中の北米国際玩具見本市で発表しました。
この人形には、ネックレスにマイクとスピーカーが仕込まれており、スマートフォンに搭載されている様な音声ガイド機能や(無線LANを利用して)インターネットに接続することで音声データを外部記憶する(クラウド)機能などを備えているそうです。
また「おしゃべり」機能に関しては、過去の会話から持ち主の趣味や志向を学習して新たな会話に反映させる人工知能(AI)を保有しているので、各々のバービー人形が、人間との会話を通じて個性を成長させていくとしています。
価格は74ドル99セント(約8,900円程度)を予定しています。発売時期は未定ですが、年内には販売開始を考えているそうです。
今後、玩具業界ではこの様なIT化されたスマートトイが大きな柱になるといわれていますが、ネット接続されるタイプに関しては、既に顕在化しているインターネット利用の弊害から子供たちを守る対策が必要になってくるでしょう・・・。
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【参考】
玩具業界では今後、こうしたハイテク技術を駆使した「スマートトイ」が主流になるといわれている。ただ、人形との空想のおしゃべりがなくなり、子供の想像力が奪われると懸念する声も。ハッカーに子供たちの会話を盗み聞きされる危険性も指摘されている。(産経ニュース2/28より)
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