さて、試しに女性向けのお悩み相談サイトなどで、この『フレネミー』に関しての話題を探してみたところ、驚くほど多くの投稿とそれに対するコメントの山に遭遇しました。内容を読んでみると、その深刻なこと、過激なことにビックリしながらも、たしかにそういう人がいそうだなぁ。そうそう、私の身の回りにも居るかもネ、と思いました。
「噂話」が好きなことと同様に女性独特の傾向なのかも知れないと感じたので、家族(弟)と数人の男性の友人に聞いてみましたが、やはり男性はあまり『フレネミー』的な存在には悩まされていない様です。勿論、似たようなタイプの人物がいないことはないそうですが、よりハッキリと『敵』は『敵』と互いに認識しているそうです。質問に答えてくれた皆さんは、男性社会で『フレネミー』的行動を取ることは難しいと云い、このタイプの人物はそれこそ『女々(めめ)しい』とされて、誰も相手にしないことが多いそうです。質問に答えてくれた人たちは、「男には、もっと怖い人がいっぱいいるからネ」と話してくれました。
しかし、昔はハッキリと力の差を誇示し、より直接的に権力の行使や暴力に訴えるのが強い敵対者の姿であったとされる男性の社会ですが、最近では男性の女性化が進み、『フレネミー』型の友人のふりをした敵対者も増えているかも知れない、との意見もありました。
また『ビジネスウィーク(Bloomberg Businessweek)』誌によると、最近では職場やビジネス・シーンにおいてもこの『フレネミー』の存在は珍しくないといいます。オフの個人的な友人関係だけではなく、仕事上の付き合いにおいても『フレネミー』的な人に注意しなければいけないのは、大いに気疲れするというものです。でも女子に関しては、たしかにこの職場の同僚とプライベートでも友人関係であるパターンは男性よりはるかに多いの確かでしょう。当然、『フレネミー』被害に遭遇する確率も高くなりますよね。
女性の場合、仕事上の付き合いと個人的な関係が密接で一体となっているケースが多い様です。加えて学生時代からの友人や住居周辺のコミュニティ、ママ友繋がりといった関係性など『フレネミー』が潜んでいる場所は数限りなくあるのです。
『フレネミー』女子のパターン
さてそれでは、女性同士の間柄に潜む『フレネミー』の典型的なパターンをご紹介しましょう。
『フレネミー』に陥り易いのは、他人の幸せが我慢出来ず自分の方が不幸というのが許せない人や、競争心や嫉妬心が人一倍強いタイプの人とされています。
これらの人は、ターゲットに(実は)敵意を持ち隙あらば蹴落とそうと躍起になっており、共通の友人たちの前で(さりげなく)ターゲットの嫌う話題を持ち出したり、客観性を持たせながら(と見せ掛けて)ターゲットの評価が下がる悪い噂を流したりします。
ところがターゲット本人の前では、もしくは本人と1対1で相対している時はターゲットに関する褒め言葉を言ったり、親身で親切なふりをしているので、そう簡単には敵対しているとは悟られません。
また特に『フレネミー』に顕著な性質としては、一旦ターゲットとした相手に執着する点が挙げられるそうです。一度攻撃対象となるとなかなか許してはくれないのです。桑原桑原(くわばらくわばら)・・・!!
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