フレネミーとは誰のこと? ・・・(きっと、貴方の身の回りにもいますヨ!!) 〈2435JKI37〉

さて最初のパターンは、恋愛沙汰に関しての『フレネミー』女子についてです。最も多いのが、ステキな彼氏がいる友人への嫉妬が原因というパターンです。その彼氏が自分の恋人やボーイフレンドよりもイケテル男だった場合には、『フレネミー』女子の負のテンションは鰻(うなぎ)上りに上がります。

自身の恋人と交際を続けていながらも、友人の彼氏であるターゲットの男性に色目を使って誘惑するのですが、その友人の彼氏が自分に靡(なび)いた途端にゲームは「終了」。そしてそのことを周囲の人々に伝えまくる、話さなければ気がすまない体質なのです。

そしてターゲットの男性から逆に誘惑されたとのたまわり、その男性の悪評を友人とその周囲の人々に伝えます。事実無根の二股話(もしくは限りなくそれに近い状況)を100万倍にも増長して、(必ず泣きの演技を織り交ぜながら、自撮りのツーショット写真は必須)ターゲットのカップルが別れるところまで追い込むのです!!

しかも、さりげなく自分がモテることもアピールするところが憎いんですよ、こういったタイプの『フレネミー』は・・・。

また誘惑が成功するほどの(肉体的にも感情面でも)魅力を持ち合わせていない女子でも、そのターゲットの彼氏のことを調べまくり、何らかの粗(あら)を探しだしてはその情報を広めます。最近ではこの偽の情報の攪拌にはSNSが大活躍したりします。

このタイプは恋愛関係だけではなく、家族自慢のターゲットを食い千切るモンスターと化している場合も多いので要注意です。旦那様自慢を攻撃するケースは彼氏攻撃の亜流かも知れませんが、子供自慢の母親を敵視し自らの子供と比較して憤怒する『フレネミー』は非常に多い様です。

そして、これらはやがては「幸せ感の充実をアピールする人のすべて」にムカつく怪物『フレネミー』となっていきます。この様な『フレネミー』は、自分より幸せで目だつ他人を決して許しません。

具体的な手口としては、陰で良くない噂やターゲットの悪口を広めて、しかもわざとそのターゲットの人物の耳に入る様にします。最初の内は微妙なさじ加減で情報の出し入れを行い、いきなりは強度のいじめを行うことはしませんが、徐々に仲間外れにして行きます。

しかし、決してあからさまに自分がいじめの張本人だということがバレるような行動は取りません。時には第三者が犯人であるとあえてターゲットに伝えたり、自分はターゲットの味方であるかのような態度を示します。

そしてターゲットがどんどんと意気消沈し、人間関係に悩み苦しむのを見て影で喜ぶのです。あぁ~怖!!

 

次は強欲『フレネミー』女子です。常日頃から最大限他人を利用することで得(とく)しようと考えているタイプの女子です。

普段から、自分が狙うことに関して自分の利益になる情報やコネクションを持つ人ばかりと見せ掛けの友人関係を作っています。親しい友人を装ってはいますが、本当は単に利用するだけの目的なので本心からその人たちと仲良くなろうとは思っておらず適当に相対しているのですが、その演技は相当なものでなかなか見破れません。

彼女らは自身の情報は出さずに、巧妙に他者の有する自分にとって有益な情報だけを引き出していきます。但しこの場合は、それほどの被害をターゲットには及ぼさないとも思われますし、さほど考えなくとも、この様な友人は皆さんの身の回りにも多く存在しているのではないでしょうか・・・。

このタイプの変形には、少ない労力で最大限の成果を得ようとする人々もいます。それ自体はさほど間違った考え方ではないのですが、『フレネミー』に汚染されている場合は、自らが努力するのは疲れるからそれなら欲しいモノを既に持っている女子に狙いを定め、そのターゲットからそれを奪おうという行動に走るものです。

 

更に女王様『フレネミー』もいます。何事に関しても自分が一番であり、そのコミュニティでは絶対的な女王様でありたいと考えている女性です。彼女は他の女性がトップであることが許せません。しかし『フレネミー』体質の場合は、露骨に自らが女王様であることを(周囲や)貴方に強要したりはしないものです。

彼女は見かけ上の人なつっこさを最大限に利用して、ターゲットに取り入ったり、そして陥れたりしながら女王様の地位を確立していきます。

もともと自分が女王様として君臨していたコミュニティにターゲットが侵入してきた場合は、そのターゲットを徹底的に駆逐しようとするし、他人が女王様のような(意識せずとも)立ち位置にいた場合は、そのターゲットを蹴落としてコミュニティを乗っ取ることを画策するのです。少々、表現が極端かも知れませんが、人気者は私ひとりで充分であり、いま一人の他者の人気者は必要ないと考えています。更には周囲の者を自分の手下にして、自分では直接手を下さずに他の気に入らないターゲットを蹴落とすための駒にしたりします。

但しあくまで表面上はターゲットの友人を装い仲良くして見せながら、やがてはターゲットの女性を苛め抜いて追い出すかそのポジションに取って代わろうという恐ろしい考え持っているのが女王様『フレネミー』なのです。

 

色々なタイプの『フレネミー』女子がいますが、現実には複合化していて上述の性癖や行動が混じり合っていることが殆どの様です。

そして『フレネミー』女子の全般に言えることは、大概は最初は「イイ人」として接近してくることです。ニコニコと愛想良く話をしてくれますし、少し親しくなると、親身になって相談事にのってくれたりもします。

しかし、結局はターゲットの情報を一方的に引き出し、自分の情報はほとんど提供しません。更に巧妙な『フレネミー』は、自分も同様に悩んでいる素振りをしたり、わざと落ち込んで見せたりしてターゲットの共感を得ていきます。

こうして「○○さんはイイ人だね。私のことを心配してくれている・・・」との評価を獲得していくのですが、ターゲットの懐に進入したことろを見計らって、いよいよ『フレネミー』の攻撃が開始されるのです。

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投稿者: 鈴谷音羽

鈴谷音羽(すずや おとは)と申します。編集の方から、もしかすると現在のKijidasu!投稿者の中では一番若いかも知れない、と言われました。であれば、若い視点から頑張っていろいろな記事をお届けしたい、と思います。皆さま、よろしく、お願いします。