【今日の気になる言葉】 うつヌケ・けものフレンズ・GINZA SIX・睡眠負債 〈1647JKI37〉

“2017ユーキャン新語・流行語大賞ノミネート語(30語)の中に、何だこれ 知らない言葉だな!!とか、そんなの何時 流行ったの!? というものが幾つかありましたが、最も聞いたことのない言葉として話題を呼んだ『アウフヘーベン』(小池都知事が多用したらしいのですが、私は気が付きませんでした!)に関しては他のネット記事などに譲るとして、【今日の気になる言葉】では、『うつヌケ』・『けものフレンズ』・『GINZA SIX』・『睡眠負債』など、私が知らなかった言葉について取り上げてみることにしました。

 

先ずは『うつヌケ』ですが、これはギャグ漫画家の田中圭一さんが自身も含めた鬱病脱出に成功した人たちの体験談を描いた漫画本『うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち』(KADOKAWA刊)のタイトルに使用されているフレーズです。またこの本には田中さんだけでなく、ミュージシャンの大槻ケンヂさんや作家の熊谷達也さん、フランス哲学研究者の内田樹さん、脚本家の一色伸幸さんなど17人の体験談が描かれていて、多くの人々の共感を呼びました。

続いて『けものフレンズ』(略称、“けもフレ)ですが、こちらは吉崎観音さん(『ケロロ軍曹』の原作者)がキャラクターやコンセプトのデザインを手がけているコンテンツ・プロジェクトのことを指しており、ゲームやマンガ、アニメ、演劇舞台と様々にメディアミックス展開されています。アニマルガール”と呼ばれる少女化された野生動物たちが集まる架空の動物園「ジャパリパーク」を舞台にした作品群で、特徴としては当初よりガイドラインを守れば自由に二次創作・三次創作を認めていることが挙げられます

それから『GINZA SIX』とは、東京都中央区銀座にある複合商業施設のこと。市街地再開発事業により商業施設や業務施設、文化・公共施設及び駐車場として本年(2017年)初頭に完成した施設で、主に以前は百貨店の松坂屋があったところです。初めはこの言葉のことは忘れていましたが、調べている内に「あぁ、知ってる✕2」 と思い出しました。

最後の『睡眠負債』は、スタンフォード大学の研究者により提唱された言葉で、日々の睡眠不足が積み重なり、心身に悪影響を及ぼす恐れのある状態のことだそうです。僅かな睡眠不足が重なった結果、身体が所謂「債務超過」の状態に陥ると、生活や仕事の質が低下するだけではなく、やがてはうつ病やガン、認知症などの疾病に繋がる恐れがあるとされ、怖ーい現代病のひとつなのだとか。

 

さて、今年の流行語大賞のノミネート語の多くは例年に比べると小粒だったり、それこそあまり知られていなかったりと、少々、残念な感じがしますね。これはという決定的なものというか、衆目の一致する言葉が無いのは、何を意味するのでしょう?

それは今年がそれほど大きな浮き沈みも無く、良くも悪くも平々凡々な年だったという証なんでしょうか。でもそれ故に、大賞を予測するのが難しいなぁとも思われますよね‥‥。

-終-

 

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