コロナ感染症の影響で相変わらず巣籠生活を続けている皆さん、特に子供たちに紹介したいトランプを利用したカードゲームが、この『大貧民』です。
そのルールは、カードを全ての参加プイヤーに均等に配り、手持ちのカードを順番に場に出しいき、先に早く手札を無くすことを競うゲームです。またローカル・ルールが数多く存在することでも知られています。
最初はダイヤの3から始め、以降は順番に次のプレイヤーがカードを出し重ねていきます。カードには強さがあり、弱い順に3~A,そして2となっており、次のプレイヤーは場にあるカードよりも強いカードしか出すことが出来ません。また出せるカードがない時、もしくは戦略上の理由からパスを行うことが可能です。尚、ジョーカーは通常は2よりも強いカードとして用いることが出来ました。
他のプレイヤー全員がパスし、再び場にあるカードを出したプレイヤーまで順番が回ってきたらそのプレイヤーが今度はは親になります。この時点で場にあるカードは流され、新たな親は手札から好きなカードが出せるのです。更に、親は複数枚の同じ数字のカードを合わせて出すことが許されており、複数枚カードが出ている場合、次のプレイヤーはその数字より強いカードを同じ枚数組みにして出さなければなりませんでした。
以上を繰り返して、一番早く手札が無くなった者が「大富豪」となり、以降上がった順に「富豪」、「平民」、「貧民」、「大貧民」と階層名で呼ばれました。
第2ゲーム以降はゲームが開始する前に、「大富豪」と「大貧民」、「富豪」と「貧民」のプレイヤーがそれぞれ手札の中で最も強いカードと不要のカードを交換しました。
このハンディの為、一度「大貧民」となるとなかなか抜け出せないのがこのゲームの特徴でしたが、特定の救済ルール、例えば「革命」などもありました。
子供の頃、一時期、大流行していてよく遊びましたが、参加するメンバーのリアルな力関係が露骨に反映されていたりして(笑)、年齢を重ねるにつれ段々と遠ざかったことを覚えています‥!!
〈終〉
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