【ふぇいばりっと・ぴあにすと、名盤この1枚】 その〈15〉 レス・マッキャン/Leslie McCann 〈JKI00〉

レスリー・コールマン・マッキャン/Leslie Coleman McCannは、1935年9月23日に米国ケンタッキー州レキシントンで生まれました。通称はレス・マッキャン /Les McCannと云います。

ピアノを独学で習得、海軍を除隊後の1956年頃よりプロのミュージシャンとして活動を開始したと云います。1959年、ソウル系のシンガー・ソングライターにして後に敏腕プロデューサーとなったジーン・マクダニエルズ/Gene McDanielsと共演した後に自己のトリオを結成、ソウル・ジャズの代表格として人気を得ます。
1960年代になると弾き語りを始め、またロバータ・フラック/Roberta Flack,を見出しては1970年のアルバム『コメント/Comment』(Atlantic)でも共演し、デュオを組んで売り出しに一役買いました。彼は、ゴスペル系ソウルピアニストでありながら、オスカー・ピーターソン/Oscar Peterson流の可憐な技巧を併せ持った人で、早くから一般的なジャズの枠組みを超えてソウル・ミュージック全般の普及を後押し、ウィルソン・ピケット/Wilson Pickettやザ・ステイプル・シンガーズ/The Staple Singers、アイク&ティナ・ターナー/Ike & Tina Turnerらと共演しました。
〈了〉

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投稿者: 准将

何にでも好奇心旺盛なオジサン。本来の職業はビジネス・コンサルとマーケッター。興味・関心のある分野は『歴史』、中でも『近・現代史』と『軍事史』が専門だ。またエンタメ系のコンテンツ(音楽・映画・ゲーム・マンガなど)には仕事の関係で随分と係わってきた。今後のライフワークとして儒学、特に陽明学を研究する予定である。kijidasu! 認定投稿者第一号でもある。