これから活躍しそうなアーティストたちを毎回紹介する「先取りミュージック」だけど、先取りを狙うにはリスクを背負う必要があるから、大外れの場合はご勘弁くださいナ。
そこで今回は、「夜明ケマエ」の登場だ!! ヴォーカルの声色や曲調は今風だが、演奏やバンド全体のトーンは嫌いじゃないナ…。今後の成長に期待だ!!
youth records所属のグループ、夜明ケマエのPV『ブルーサンダー』が気に入った。
夜明ケマエは、青森県弘前市の大学サークルで知り合ったメンバーでバンドを結成し、自主制作のデモ音源が完売するなど、話題を集めた。その後、週末ダイナー Vol.3東京公演(@吉祥寺CLUB SEATA) のオープニングアクトに抜擢され、高い評価を得る。それをきっかけに東京に拠点を移し本格的に活動を始めたという。
現在のメンバーは、Vocal&Guitarの星 秀平、Guitarの元村 亮太、Bassの布施 謙道、そしてDrumsの前田 拓磨の4人。
2013年11月には自主制作盤「夜明ケe.p.」を限定販売。そして本年(2014年)3月、タワーレコード限定盤「スーベニアEP」を発表。前作にも収録された「スーベニア」をはじめ、ヴォーカルの星 秀平が作詞作曲をした全7曲が収められている。
現状の彼らのサウンドは典型的なポップ・ギターロックというジャンル。切なくて繊細なコード進行の上で、軽やかなポップナンバーが繰り広げられる。しかし所々には、ギターが確実に自己主張をしており、そのリフの反復とカラフルなフレーズが聴く者の耳から離れない。そう、そこには新人ならではの、まだまだ青いところがあるのだが、それが勢いがあってイイじゃないか・・・と思えてくる。
ヴォーカル星の声色が高いのは個人の個性だから仕方がないが、これは最近の和風ポップ・ロックバンドの王道トレンドであり、今一つ、際立った感じが持てない。が、逆にリズム隊と元村のギターが創り出す音色が、もっともっと過激で荒々しく野太いものになっていけば、ヴォーカルとのギャップで、何か新しい音楽が生まれそうな予感があり・・・、筆者としてはそこに期待したい。
試聴可能→ http://www.yoakemae.info/disc/
(上記、いずれも「夜明ケマエ OFFICIAL CHANNEL」より)
このバンド、まさしく何かが始まる「夜明ケマエ」だ!!
-終-
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