こんな紙工作をやっています 製作記その2〈85/17/38TFU21〉

CIMG3644くず餅です。車両製作記の2回目は、車体の強化や床下の貼り合わせなどをご紹介します。前回は、前面の製作を中心に作業を進めてきましたが、今回は側面と台車にとりかかります。独自で工夫したこだわりの部分もご紹介します。また、今回から(おまけ)の画像も始めます。それでは、ご覧下さい。

 

 

まずドアや窓の部分をカッターで切り抜きます。窓のふちは、曲面が多いので、慎重にカーブを描きながら切っていきます。切りすぎると、せっかくのここまでの作業がやり直しになってしまいます。大きさCIMG3681や長さにムラが出ないようにいつも注意するところです。そして反対側の側面も同じような作業を行い、前面に貼り合わせていきます。

ちなみに、くず餅の作っている車両の側面の長さは70センチあるため、途中で紙を継ぎ足しています。そのため、側面が出来上がるまで約3週間くらいかかっています。車両工作の中でも、一番時間がかかるところです。

次に、床板を取り付けます。床板はまだ何もついていない、全くの板の状態です。着色も何もしていません。妻面の板はこの時点では取り付けずに、台車を先に作ります。

台車は車体と同じ様にインターネットなどで探してきた台車の画像をトレーシングペーパーに写し取り、画用紙ではなく、厚紙にボールペンでトレーシングペーパーをなぞり写し取っていきます。

CIMG3685台車は車両によってそれぞれ特徴があるので、ここにもこだわりがあります。写し取った厚紙を線に合わせてハサミで切り抜き、作っていきますが、作り方は車体と同様です。

ただ、台車の場合は「厚み」や「重み」といった点まで表現したいので、紙を重ね合わせて製作します。台車の軸は自由帳などの薄い紙から作ります。それを先の削っていない色鉛筆などを芯にして、紙をお寿司の海苔巻きなどと同じように巻いて作っています。

車輪は丸く切った紙を重ね合わせて、厚みを表現しています。そうして出来上がった台車を床板に取り付けます。台車は床下に直接接着せず、取付台を間にかませて固定します。実物の車両も、床下と台車の間に空間があるので、それを表現しています。車輪はダミーなので、回転はしません。そして、取り付け終わったところで妻面の板を取り付けていきます。

これで天井を除く車体が完成しました。このあと、妻板をつけて、車内にとりかかっていきますが、今回はここまでにします。

(おまけのコーナー)

CIMG3687車体の組立後、置いておいたら気の早いお客さんが乗りにきてしまいました・・・。あのう、ご乗車はご遠慮いただけますか。

 

 

 

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