映画でオートバイを駆るシーンは、やはりアクション場面が多いようだ。筆者にも、そんなに多くはないが、たしかに記憶に残る名シーンがいくつかある。本稿ではキャロル・ナッシュが選んだBEST-5を紹介するので、貴方(あなた)のセレクトと比較して楽しんで欲しい・・・。
オートバイ・シーンTOP-5
W.E.N.N.が伝えたところによると、英国のオートバイ保険会社キャロル・ナッシュ(Carole Nash)社が、映画史上で最高のオートバイ・シーンTOP-5を選んだ。
ちなみに、キャロル・ナッシュ社は世界的なモーターサイクルショーを主催していることでも有名だ。
第1位には『大脱走』でスティーヴ・マックィーンが演じたヒルツ大尉の脱走シーンが選ばれ、第2位は『トップガン』、第3位『イージー・ライダー』、第4位『ターミネーター2』、第5位が『007 スカイフォール』だった。
第1位・・・『大脱走』
独軍に追われたヒルツ大尉(マックィーン)が、ピークとなった二つ目の有刺鉄線を飛び越えるところを除いては、バイク好きなマックィーンが大半のシーンを自らスタントなしで演じたことは有名だ。
ちなみに、撮影に使用されたバイクは、ドイツ製ではなく英国のTRIUMPH TR6 (排気量649cc)である。
第2位・・・『トップガン』
主人公ピート・ミッチェル(「マーベリック」はコールサイン)が、F14Aトムキャットを背景にバイクを走らせるシーンが印象的だったようだ。たしかにトム・クルーズのライダー姿は絵になる。
劇中でマーベリックが乗っていたのは、KAWASAKI
“Ninja” GPZ900R-A2の北米仕様だ。
第3位・・・『イージー・ライダー』
ピーター・フォンダとデニス・ホッパーによるアメリカン・ニューシネマの代表作で、全編、バイクを走らせるロード・ムービー。「チョッパー」という言葉を知ったのはこの映画のおかげだ。
登場するのは1965年型のHarley-Davidson。エンジンは「パンヘッド」タイプ、排気量は1,200ccである。
第4位・・・『ターミネーター2』
T2がショットガン(ループ・レバーを大きくしたWinchester M1887)を振り回しながらバイクを駆るシーンが有名。
このバイクは、1990年型のHarley-DavidsonのFLSTFとおもわれる。排気量は1,340ccだ。
第5位・・・『007 スカイフォール』
オープニングでの2台のバイク・チェイス・シーンにも圧倒されるし、屋根の上でのバイク・アクションもスゴイ。
全編、ホンダのCRF250Rの改造機が使用されている。
おまけとして、ホンダが公開している『007 スカイフォール』のメイキング・ビデオをご覧いただこう。
↓『Exclusive Behind the Scenes With Honda, Bond and Skyfall』 提供:HondaVideo
洋画でも『マッドマックス』とか『MI2』とか、他にも激しいバイク・アクションの映画があるとは思うのだが・・・そして突然、叙情派になるけれど『愛と青春の旅立ち』や『ローマの休日』のスクーター「ベスパ(Vespa)」登場のシーンではダメか?
邦画にもあったかなぁ、『ブラック・レイン』とか『ALWAYS 三丁目の夕日』のスーパーカブとか。たぶん、まだまだあるだろう。劇場版の『月光仮面』では陸王が使用されていたとか・・・。
さて、貴方の記憶に残るバイク・シーンとは、どれだけ重なったであろうか?
改めて、映画と単車が好きな友人たちと語り合いながら、マイベストを選んでみては如何だろうか・・・。
-終-
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