筆者は一時期、トヨタ『(5代目)ハイラックス』4WDのダブルキャブ・タイプに乗っていた。1993年から5年間くらいだったが、そんなこともあって、車種は違うがトヨタが70シリーズの『ランクル』(しかもピックアップタイプの投入は国内初)を期間限定で再発売したことには敏感に反応していた。つまり、真剣に購入を検討しているのだ・・・。
トヨタ自動車は9月25日、10年ぶりに発売したSUV『ランドクルーザー(ランクル)』の70シリーズの受注が大変好調であると発表した。
発売開始後、約1ケ月での受注台数が、3,600台と月販目標のなんと18倍にも達しているという。内訳はバンタイプが2,700台で、国内では初投入のピックアップタイプが900台となっている。また(当たり前だが)購入者の95%は男性だそうだ。
トヨタ自動車の担当者は、「1984年の発売以来培ってきた優れた信頼性、耐久性、走破性と、30周年記念モデルとしての特別感で、大変好評な立ち上がりだ」と述べている。
この『ランクル』70シリーズは、最近では見かけない直線的なデザインが却って新鮮だし、ヘビーデューティな基本性能やタフさを象徴しているように思える。四駆なんだから軟(やわ)なスタイリッシュさなんていらない、本来の悪路走行性能や耐久性が大事だ、という愛好家の間では人気が高いハズ。
日本国内では2004年には販売終了となっていたが、復活を求めるSUVファンの熱い要望に応えて、誕生30周年を記念して、本年(2014年)8月25日から来年(2015年)6月30日生産分までの期間限定受注で再び発売が開始された。
尚、同時にランドクルーザー特別仕様車ZX“Bruno Cross、ランドクルーザープラド特別仕様車TX“Argento Crossが設定され、発売となっている。
今回発売の『ランクル』70シリーズは、ラダーフレーム構造を採用することで堅牢性・耐久性を向上し、並びに高い安全性を確保したことや、V6・4.0Lガソリンエンジンとパートタイム4WDを組み合わせて実現した強力な走破性が大きな魅力だ。
エンジン性能は、燃費は6.6km/L(JC08モード走行燃費)を確保しながら、最高出力170kW(231PS)、最大トルク360N・m(36.7kgf・m)の高い動力性能を実現している。
トランスミッションは、2速と3速にトリプルコーンシンクロを採用した5速マニュアルとしており、優れた操作性を実現した。また、トランスファーレバーの操作で駆動方式を選択できるパートタイム4WDシステム(デュアルモードオートマチックロッキングハブ付)を採用している。
また従来の『ランクル』70シリーズのイメージを壊さないように配慮しながら、現代的な内外装デザインや最新の安全装備などを搭載した仕様となっている。
4ドアのバンタイプに加え、海外で人気のダブルキャブ・ピックアップトラック(最大600kgの貨物を積載することが可能)をバリエーションに追加し、国内ラインアップを充実させている。
更にオプションには、駆動輪の空転によるスタックを避ける電動デフロック(前後)や、フロントバンパー内部にビルトインできる電動ウインチを設定している。
(北海道、沖縄のみ価格が異なる。単位 : 円) | ||||||
ボディタイプ | エンジン | トランスミッション | 駆動 | 定員 | 価格* (消費税込み) |
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バン | 1GR-FE (V6・4.0L) |
5速マニュアル | パートタイム 4WD |
5人 | 3,600,000 | |
ピックアップ | 3,500,000 | |||||
*価格にはリサイクル料金は含まれない |
ランドクルーザー“70”シリーズ車両情報はこちら : http://toyota.jp/landcruiser70/
ランドクルーザー ZX特別仕様車“Bruno Cross”車両情報はこちら : http://toyota.jp/landcruiser/bruno/
ランドクルーザープラド TX特別仕様車“Argento Cross”車両情報はこちら : http://toyota.jp/landcruiserprado/argento/
ずばり、 ダブルキャブ・ピックアップが購入ターゲットだが、現在の中古セダン+軽四駆の体制も捨てがたい。
軽をこのクルマに代えるのは負担が大き過ぎるしなぁ、我が家の大蔵大臣は絶対に首を縦には振らないだろう。どうしたもんか・・・悩ましい。
-終-
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