くず餅です。今回は10月18日からスタ-トした『小田急ファミリ-鉄道展2014』というイベントについて紹介したいと思います。
秋晴れの爽やかな天気の中、見てきたばかりの初日の様子を写真をとり混ぜてレポ-トします。
小田急ファミリ-鉄道展は毎年10月に行われています。場所は海老名駅に隣接する車両基地で、普段は通勤電車やロマンスカーが停まっているところですが、年に一回、この季節にのみ一般公開されています。
毎年目玉ともいえる車輛が展示されますが、今回の注目は小田急電鉄の通勤電車4000系とロマンスカ-MSE、そして東京メトロ千代田線の16000系です。
まず小田急4000系ですが、2007年に東京メトロ千代田線に乗り入れるために製造された電車です。特徴はステンレス製の車体で、JRのE233系をベ-スに作られています。モーターはインバーター制御で、普段は千代田線直通列車や急行、準急などに使用されています。
ロマンスカ-MSE60000系は、世界で初めて地下鉄に乗り入れる特急電車用に開発された車両です。特徴は前と後ろで顔(フェース)が異なっていて、編成が分割できるようになっています。主に、地下鉄の駅から観光地の箱根や江ノ島まで直通でいけることが人気で、それ以外にも、JR御殿場線の御殿場行き列車の運行にも供されています。
東京メトロ16000系は、2010年に6000系を置き換える目的で製造された車両です。普段は小田急線の唐木田から東京メトロの綾瀬まで運転されていますが、JR常磐線の松戸や取手まで運用されることもあります。
初日の本日は、9時30分頃に会場に到着しましたが、既に子供連れの家族や鉄道ファンで賑わっていました。10時頃にはイベントが始まり、早速、カメラを構え写真を何枚か撮影します。
小田急4000系と東京メトロの16000系は中へ入れるようになっていましたが、ロマンスカ-60000系の車内は公開されておらず、残念ながら外観だけの見学に終わりました。
また、展示されている車両以外にイベント開催中にも車庫を出庫していく電車等がすぐ真横を走っていくので、かなりスリルがあります。
更に、普段は絶対に見ることのできない貴重な体験を得ました。なによりも電車の床下機器や連結部分の銘板類を真近で観察できることが見所です。
他にも工事用のモ-タ-カ-なども展示されていました。
通常は営業運転が終わった時間帯にしか走行しないので、まずお目にかかることのできない車両ですが、こうした珍車輛に出会えるのも鉄道イベントならではの楽しみと云えます。
明日19日にもイベントは引き続き開催されるので、興味のある方は是非出かけてみてください。
(今日のおまけ)
帰り道に、こんなものを海老名駅前のビナウォークで見つけました! ロマンスカ-10000形と20000形に使われていたシ-トです。
フードコートの通路に置かれていて、誰でも自由に使えます。好きな食べ物や飲み物を買って、懐かしのロマンスカ-の気分を味わってみてはいかがでしょうか・・・。
広告