こども映画専門ポータルサイトの「こども映画+(プラス)」が、『13才までに見たい日本映画の名作ベスト』の上位20作品を発表していましたので、「ちょこっと」ご紹介します。
ところで、私は全部観ています!!って、大人が自慢してどうすんだ!?
今回の【ちょこっとニュ~ス♪】は、組合員2号のニーゴの妹、少女漫画とアニメが大好き、宝塚のファンでもある、ちょこっとニュ~ス配信組合員5号のゴロニャンがお送りします。
株式会社チャイルド・フィルムが運営している子ども向け映画に特化したポータルサイ「こども映画+(プラス)」にて、『13才までに見たい日本映画の名作』の内、上位20作品が発表されました。
この調査は、映画関係で働く総勢132名にアンケートを実施し、各人から3作品を推薦してもらい集計したものだそうです。
1位は『となりのトトロ』、2位が『風の谷のナウシカ』、 また3位は『天空の城ラピュタ』と宮崎駿監督の作品が上位3作品を独占。
また近藤喜文監督や高畑勲監督の作品も含めたスタジオジブリのアニメは、6位に『ルパン三世 カリオストロの城』、7位に『千と千尋の神隠し』と『耳をすませば』、16位に『火垂るの墓』と上位20本のうち7本を占めるという圧倒的な人気を誇りました。
今回の調査で名前の挙がった映画200本の内21位以下の作品も、今後順次紹介していく予定だそうですが、きっと多くのアニメが選ばれていると思われます。やっぱり日本はアニメ文化発祥の国ですからね・・・。
またアニメ以外の作品では、黒澤明監督の『七人の侍』、小津安二郎監督の『お早よう』、木下恵介監督の『二十四の瞳』など、日本映画全盛期の巨匠たちの名作が揃いました。親(いや、祖父母かな)の目から見て、是非、子どもたちに勧めたい映画ということなのでしょう。
以前(2012年)に実施しされた『13才までに見たい名作』のアンケート結果では、194本の内136本が外国映画でした。そこで子どもたちに勧める邦画の名作を別途に調べようということで、今回の調査となった様です。
【『13才までに見たい日本映画の名作』ベスト20】
1位『となりのトトロ』(1988年:宮崎駿)
2位『風の谷のナウシカ』(1984:宮崎駿)
3位『天空の城ラピュタ』(1986年:宮崎駿)
4位『七人の侍』(1954年:黒澤明)
4位『お早よう』(1959年:小津安二郎)
6位『ルパン三世 カリオストロの城』(1979年:宮崎駿)
7位『千と千尋の神隠し』(2001年:宮崎駿)
7位『二十四の瞳』(1954年:木下惠介)
7位『転校生』(1982年:大林宣彦)
7位『男はつらいよ』シリーズ(1969年~1995年:山田洋次)
7位『大人の見る絵本 生れてはみたけれど』(1932年:小津安二郎)
7位『台風クラブ』(1985年:相米慎二)
7位『耳をすませば』(1995年:近藤喜文)
7位『時をかける少女』(1983年:大林宣彦)
7位『銀河鉄道の夜』(1985年:杉井ギサブロー)
16位『南極物語』(1983年:蔵原惟繕)
16位『誰も知らない』(2004年:是枝裕和)
16位『火垂るの墓』(1988年:高畑勲)
16位『ハチ公物語』(1987年:神山征二郎)
16位『お引越し』(1993年:相米慎二)
宮崎駿監督の作品をはじめアニメが強く約半数を占めていますが、黒澤明監督の『七人の侍』とか、山田洋次監督の『男はつらいよ』あたりは子供向けとしては意外な感じもします。
山田洋次監督と言えば、先日亡くなった高倉健さん主役の『幸福の黄色いハンカチ』(1977年)は、やはり大人向けの映画なのでしょか・・・。
-終-