【ちょこっとニュ~ス♪/ミニ】 オバマ大統領、次期国防長官にアシュトン・カーター氏を指名!! 〈1254JKI24〉

カーター1ashton-carter-story-top「カトくん」こと加藤正明、ちょこっとニュ~ス配信組合に参加させてもらいました。本当に短いニュースを「ちょこっと」お伝えします!! 

では早速ですが・・・、アメリカの次期国防長官にアシュトン・カーター氏が指名されました。

 

アメリカの報道機関によると、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は、11月24日に辞意を表明したチャック・ヘーゲル(Chuck Hagel)国防長官(68歳)の後任に、アシュトン・カーター(Ashton Carter)氏(60歳)を指名したと5日に発表しました。

 

カーター氏はハーバード大学ケネディ行政大学院の教授(安全保障論)などを経て、2009年以降、オバマ大統領のもと国防次官、国防副長官を歴任していました。

キャリアのはじめはオックスフォード大学で博士号を取得した理論物理学者でしたが、その後、安全保障関連で経験を積んできました。核不拡散政策に関わった時期が長く、クリントン政権時代は国防次官補として旧ソ連諸国の残留核兵器の廃絶計画を推進したそうです。また1993年から94年の朝鮮半島核危機では、対北朝鮮政策にも携わっています。

オバマ政権での閣僚在任中は、主に中東問題への対応や国防予算削減問題に取組みました。日米関係や東アジア地域の安全保障政策を担当していたこともあります。

 

この様にカーター氏は国防政策に関する経験が豊富で、大変、実務手腕に定評のある人物であると云われます。オバマ大統領は、同氏の戦略的な展望や軍事政策に関するこれまでの経験を活かした、即戦力としての力量に大きな期待感を持っている様です。

大統領は「カーター氏は国防総省を知り尽くしており、就任初日から指導力を発揮できる人物として直ちに職務を始動できるだろう」と評し、カーター氏は「指名を受諾したのは、大統領の指導力に敬意を払っているからだ」と述べ、また「われわれは深刻な戦略的課題に直面しているが、しかし同時に、一致協力してことに当たれば輝かしいチャンスを掴むことも可能だ」と語りました。

 

オバマ大統領のこの人選は、先の中間選挙後の野党共和党が多数を占める上院の状況も踏まえて、こうした実績や軍指導部の信頼の厚さなどから、共和党の重鎮マケイン上院議員らからも評価されているカーター氏を後任に指名すれば、議会の承認を得やすいと判断したとされています。

 

承認は来年1月以降になる見通しですが、カーター新国防長官にはテロ組織「イスラム国」掃討などの重要課題が山積であり、就任早々大役が控えています。

オバマ政権の残り2年弱で、どこまで中東や東アジアでのアメリカの国防・軍事政策を立て直すことが出来るでしょうか? 手腕が問われるところです・・・。

-終-

 

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