田中麗奈さん主演の連続テレビドラマ『徒歩7分』が、来年(2015年)1月からNHK-BSプレミアムで放映となります。主人公の平凡なアラサー女性、黒崎依子の住むアパートから徒歩7分圏内で起こる小さな出来事の積み重ねを淡々と描いていく物語だそうですが、この手の作品が好みの私などは、放送開始が今から楽しみで待ち遠しく感じます・・・。
田中麗奈さんが演じる主人公の黒崎依子は32歳独身。男なし、友達なし、仕事なしの「3ナイ」女子。ドラマは、ナイナイづくしの彼女が一人暮らしを始めたアパートから徒歩7分圏内で起こる小さな出来事を描いていくという。隣人や元彼、妹、お弁当屋さんにストーカー? といった、身近な人々との間で交わされる何気ない会話や交流を通して、日常の中に潜むかけがえのない大切な瞬間を拾い上げていく物語だ。
脚本を執筆するのは、劇団「五反田団」を主宰する作家で役者の前田司郎さん。戯曲『生きてるものはいないのか』(後に石井岳龍監督により映画化)で第52回岸田國士戯曲賞、小説『夏の水の半魚人』で三島由紀夫賞を受賞している才人。等身大の日常を描いたその世界観は20代~30代の多くからから支持を集めている。
NHKでは、ギャラクシー賞を受賞した特集ドラマ『お買い物』や『迷子』といった番組を手掛けてきたが、連続ドラマの脚本はこれが初めてとなる。
全8回にわたって放送される同作の共演者は、田中圭さん、福士誠治さん、菜葉菜さん、石野真子さん他。演出は中島由貴さん 音楽は冬野ユミさんが担当。来年(2015年)1月6日よりBSプレミムで毎週火曜、午後11時15分より放送。
先般、NHKで行われた第1話と第2話の試写と記者会見に、主演の田中麗奈さんと脚本家の前田司郎さんの二人がそろって登場した。
主人公を演じた田中さんは、「出来上がりを見て、笑ってしまいました。『依子病んでいるなあ(笑)』と。(中略)ワンシーンが15分くらいあったりと長いドラマになっているので、ドラマというより、舞台をやっているようでした・・・。ぜひ見て頂きたいです」と述べた。
脚本の前田さんは、「あまりにも何も起きないドラマなので、最初に脚本を書いた時に(演出の)中島さんから『これで大丈夫ですか』と聞かれました(笑)。1話だけ観て、観なくなっちゃう人がいたら嫌です。3話からいろいろ起きてきます・・・。」と語った。
前田司郎さんのコメントを聴いて、ますます早く観てみたいと思いました。結局はひと好きずきですが、まったり感がイイですよ、きっと・・・。
-終-
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