ロースイーツとは、ローフードの食材と製法で作られたスイーツ類の総称です。
※ローフード(raw food)、生食(せいしょく)とは、酵素を含む食べ物を多く摂取すれば体に良い効果があると考え、加工されていない生の食材を用いた食品、あるいは食材を極力生で摂取する食生活(ローフーディズム)のことである。リビングフード (living food)とも呼ばれる。ウィキペディアより
またロースイーツは、高温での加熱調理をしない(48℃以下の熱で調理されている)ため、材料に含まれる各種ビタミンやミネラルが減少することも無いと云われています。そして同様に、美容効果が高く健康保持に効くとされるポリフェノールが失われる可能性も少ないようですが、これはポリフェノールは水溶性のものが多く、使用する食材を煮たり茹でたりすると失われてしまう為です。更にロースイーツには、生きた酵素が含まれているという利点もあるのです。
※酵素が破壊されないとされている摂氏48度以下でならば、加熱調理してもかまわないとされています。
私たちの体内の酵素は、ストレスや食生活といった生活習慣により徐々に減ってしまいます。こうした消化酵素の減少により消化活動が不活発になると、代謝が低下したり充分な栄養素を吸収出来なくなり、肥満に成り易く、便秘に下痢といった腸トラブルなどを引き起こしたりもします。逆に、ロースイーツのような酵素が生きている食物を食すと、消化活動が活発になり、代謝の高い健康な体作りをサポートするのです。
それだけでなく、砂糖や小麦粉、生クリームなどの乳製品がロースイーツには含まれていませんので、糖質の含有量が少なく大きなダイエット効果が期待できるのです。
ロースイーツの場合は、小麦の代わりにアーモンドなどの生のナッツ類やシード類を挽いたもの、そしてナツメヤシの果実であるデーツなどを使用、また生クリームの代わりには生カシューナッツをペースト状にしたものを使い、健康に良いとされる(ローフード食材の)生ハチミツ、アガベネクターやメープルシロップなどで甘味やコクをつけているのです。更に、風味づけにはローカカオやバニラエクストラクトなども使われますが、生のフルーツやドライフルーツが使われる点は、通常のスイーツと同様です。
ロースイーツには、ケーキ、アイスクリーム、クッキーなど色々な菓子類がありますが、お勧めはローチョコレートです。
その理由は、チョコレートの材料に含まれるカカオポリフェノールとテオブロミンには脂肪の蓄積を防ぐだけでなく、脂肪の燃焼を促進させる効果があるからです。またカカオポリフェノールには強い抗酸化作用もあるので、紫外線から肌を守る効果もあるとされています。
つまりローチョコレートは、甘いのに太りにくく、シミやそばかすの予防も出来るという夢のようなお菓子なのです。ちなみに、ローチョコレートは、ネット販売などで簡単に購入が可能です。
こうしてロースイーツは、ローフードの実践者だけではなく、ベジタリアンやアレルギー症の人、そしてダイエット挑戦者から大きな注目を集めているのです。
-終-
【留意点】ローフーディズムに関しては、下記の様な意見もあることに留意しましょう。
酵素を含む食べ物の摂取が体に良いという考えは誤りであるとの指摘もあり、医学専門家の研究では、ローフード食は体に様々な問題を起こすという研究結果もある。また、酵素を摂取する効能については実験や研究を経ての根拠が示されておらず、科学者や医師に広く受け入れられているものではない。徹底した菜食者はビタミンB12が不足しやすい為、アメリカでは栄養失調を防ぐための菜食主義者向けガイドラインもある。ウィキペディアより
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