僕の身の回りには、ハンバートハンバートが好きな人が少なからずいます。でも世間には少ない、と感じていました。ところが、今日(23日)の朝、TV番組でお笑いコンビ、ピースの又吉さんが、好きな曲に「ぼくのお日さま」を紹介してくれて、正直、嬉しく思いました。
ハンバートハンバートは、神奈川県出身で1978年生まれの佐藤良成さんと東京都出身で1976年生まれの佐野遊穂さんによる夫婦2人組のシンガーソングライターユニット。結成は1998年と既に15年を超すキャリアを持っており、2003年にはミディよりメジャーデビューを果たしました。
カントリーに根差した素朴なアコースティックサウンドと、2人のハーモニーが美しいデュオですが、その音楽はどこまでも素朴でシンプル。そして、3人のお子さんを育てる親としての彼らの目線は、何事にも優しくて、その歌詞には時として自嘲気味だったり自らに厳しい言葉が並んでいる場合もあるのですが、何故か聴き心地の良さを感じてしまいます。
彼ら、特に佐藤さんが影響を受けたサウンドは、ボブ・ディランにザ・バンド、CCRのジョン・フォガティ、そしてトム・ウエイツ。また佐野さんは荒井由実さんの名前を挙げています。
ハンバートハンバートの代表曲には、アルバム「11のみじかい話」に収録されている「おなじ話」や、同「道はつづく」収録曲の「1時間」など多数があります。
尚、又吉さんお薦めの曲「ぼくのお日さま」は、5月21日にリリースされた通算8枚目の最新アルバム「むかしぼくはみじめだった」の収録曲です。またこの曲は、ティム・オブライエンさんをサウンド・プロデューサーに迎えてナッシュビルでレコーディングされた曲で、ハンバートハンバートの二人が、詩情豊かなメロディーに乗せて優しい中にも力強い歌声を披露してくれます。
↓『ハンバート ハンバート “ぼくのお日さま” (Official Music Video)』より 提供:SPACE SHOWER MUSIC
ピース又吉さんとの対談・・・はこちらから
どことなく昭和を感じさせる夫婦デュオのハンバートハンバートですが、切なくも温かい歌詞と心に響くシンプルなメロディが魅力的なこの二人組は、21世紀の和製フォークの新たな旗手に違いありません。
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