ちょっとした雑学を紹介していくシリーズを始めます。初回は髭(ヒゲ)と髪の毛について。
昔から髭は、剃るほどに濃くなる、なんていう話を聞いたことはありませんか? しかしその説はウソらしいですよ。
実際の髭の伸び方は、周囲の温度が高ければ高いほどよく伸びるんですって。寒い方が伸びる感じもしますけどね。
また、1日の中では昼の方(最も伸びるのは午前8時~10時くらい)が夜の3倍も伸びるそうで、変わったところでは、粗食(1,000カロリー)の人の方が過食/美食(5,000カロリー)の人よりも倍も伸びるという説もあります。
髭は、一人当たり6千本~2万5千本程度あり、平均すると1日で0.4mmほどは伸びるようです。
また、髭の生える理由については今もって不明のようです。以前には身体の保護という説が有力でしたが、子供や女性には(原則として)生えないことから、この説にも異論が多いのです。
次は、髪の毛の話題。(諸説ありますが)人間の頭髪はおよそ10万本はあり、1日で50本~60本程度は抜け落ちていきます。
頭髪の直径は約0.05mm~0.15mmの範囲ですが、個人差及び人種差が大きいと云われています。黄色人種が一番直径は太く断面が円形で、次に白人が細く断面は太めの楕円、黒人は更に細く断面は細長い形とされています。
通常は、抜けた後の毛根はだいたい3ヶ月後には再び新しい毛を伸ばし始めます。そして1日当たり0.35mmくらいの長さで伸びる髪の毛ですが、やがて寿命がやって来ます。男性の場合は3年~5年と云われ、女性はやや長く4年~6年くらいとされています。普通の人だと男の人で60cm、女の人だと70cmくらいが長さの限界なのですが、時々、それを遥かに超えた長~い髪の毛をなびかせた人がいますよね。
また個人差がありますが、一般的に加齢により毛の内部の色素が無い毛が増えるので、年齢とともに、所謂、白髪が増えていきます。
更に、激しい精神的なショックを受けたことなどで、あっという間に髪の毛が真っ白になったという話を聞くことがありますが、医学的には、メラニン色素が1日以内などの短時間で髪の毛から完全に抜けてしまう様な生理現象はあり得ないとされています。
ということで、今回は髭のお話と髪の毛についての雑学でした。それでは、また次回の《雑学ものしり帖》で、お会いしましょう!!
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