新大阪駅に到着した上り寝台特急「なは」。1996年8月31日の撮影です。
日本で唯一、沖縄県の地名を冠した珍しい列車名でした。山陽新幹線開業の1975年までは昼間の特急でしたが、当初は電車寝台、そして1984年から寝台特急になりました。
撮影時点では、まだ「なは」の運転区間は新大阪から西鹿児島でした。（2004年には九州新幹線開業に伴って、運転区間が新大阪から熊本までに短縮。）しかも、「なは」の単独運転です。
そして牽引機がＥＦ65 1119号機である点にも、ご注目。この機関車が新製配置されたのは山口県の下関。当初は関西ブルトレの先頭で長く活躍した機関車です。
その後は、神奈川県の新鶴見、群馬県の高崎、岡山県の岡山、そしてまた神奈川県の新鶴見と各地を転々と走ってきた機関車です。
夏の日が差す新大阪駅。ドラマはゆっくり流れていました。
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