俯瞰、拡張のワーク: 7つの原理・実践編(3)/atn

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思考の抽象度を上げる「俯瞰・拡張のワーク」は、古来からある瞑想法を活用したイメージワークのひとつです。

瞑想にはいくつかの方法がありますが、集中する方法、観察する方法、何もしない方法などに大きく分けることができ、どの方法にもそれぞれの良さがあります。

俯瞰・拡張のワークは観察する方法と、何もしない方法をそれぞれ応用したものです。もちろん宗教的な意味合いは全くありません。認知科学に基づくソフトな瞑想法のひとつと考えて頂ければOKです。

 

【TM(Transcendental Meditation)について】

瞑想法と言えば、1950年代にインドのマハリシ・マヘーシュ・ヨーギーによって始められたTM(Transcendental Meditation)が有名です。「超越瞑想」とも呼ばれています。

60年代後半にはザ・ビートルズのジョージ・ハリスンの恋人、パティによってジョージと他のメンバーに伝えられ、全員が10日間~2ヶ月ほどインドに滞在しました。しかしあることが原因でマハリシとメンバー(特にジョン)との間に軋轢が生じ、その後発表された楽曲に少なからぬ影響を与えることになります。

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このことが当時の若い世代からの賞賛も批判も含め、TM瞑想とマハリシの名を世界に知らしめたのは事実でしょう。その後、長い年月を経て優れた効果が認められ、今年4月の米フォーブス誌は「この10年でTMは人々の敬意と賞賛を取り戻した」と伝えています。

TM法は、何かに集中する方法や、思考を観察する方法などの古典的な瞑想とは違う方法とされています。

 

【QE(Quantum Entrainment)について】

2009年頃、アメリカのDr. Frank Kinlsowが「QE(Quantum Entrainment)」というメソッドを開発し発表しました。2012年には日本語版書籍も発売されています。

QEで行われるPure Awareness(純粋な気付き)という瞑想法があります。

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この方法では瞑想を行う人に、身体の各部分について Become aware of …「…に気付いて下さい。」(または、「・・・を自覚して下さい。」)と語りかけていきます。

Become aware of your right hand(右手に気付いて下さい)、Become aware of your left hand.(左手に気付いて下さい)、Become aware of space between your eyebrows..(眉間のスペースに気付いて下さい)といった具合です。

そして気づきの範囲を身体全体→部屋→家→街→国→地球→宇宙へと徐々に広げていくのです。誰でも実施でき効果がある瞑想法として注目を集め、様々な形で実施されています。

 

【俯瞰、拡張のワークへの応用】

「俯瞰と拡張のワーク」もイメージを俯瞰する部分で、この方法を応用しています。ヘルメスの第一の原理「唯心論」にあるように、宇宙(ユニバース)を森羅万象の一部と捉えることで、このワークがジ・オールへの気付きにつながります。

第2の照応の原理の中で、宇宙は「物質」「意識」「精神」の三つのレベルから構成されていることを説明しました。

それぞれのレベルは異なる周波数で振動しており、精神世界の周波数が一番高く、物質界が一番低いとされます。これは第3の振動の原理で説明しました。

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各レベルの周波数は異なりますが、他はすべて同じでジ・オールの一側面です。三つの世界はさらに細分化されます。人間を含む動物や植物は意識界に分類され、神格、天使といった存在は精神界に分類されています。

このように、すべての原理はそれぞれが独立しているのではなく密接に関連しています。どの界(レベル)にも7つの原理は表れ、それぞれのレベルが照応しています。

少し難しく言えば、「俯瞰・拡張のワーク」は現在の自分から徐々に意識レベル全体を俯瞰し、さらに照応の原理を応用して、精神レベルまで認識(awareness=気付き)を拡張するワークということになります。

7つの原理の概要を知って頂いた後でこのワークを行い、「エメラルド・タブレットに書かれたThe operation of the Sun(太陽の営み)の意味が少し理解できたような気がした」という感想をくださった方もいます。

実際に行うときは難しいことを考える必要はなく、カジュアルな瞑想法として、ゆったりとリラクゼーション効果を感じて頂けるワークになっています。7つの原理と切り離して、このワークだけを行うことも可能です。

この秋からは、弊社のeコマーススタッフが連載する「クリスティンの天使・妖精図鑑」とのコラボも考えています。ふだんから天使や妖精を身近な存在として感じられる方は、思考の俯瞰や抽象化が得意な方が多いのです。そんな方に楽しく心地よい引き寄せのワークをお届けしたいと思いますので、どうぞご期待ください。

▼ワークショップの詳細は
http://パッションテスト.com

 

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