静岡鉄道の新型車両を見てきました。〈85/17/38TFU21〉

IMG_1244くず餅です。今回は約40年ぶりの新車登場となる静岡鉄道に行ってきましたので紹介したいと思います。現在の主力である1000形電車と、試運転中のA3000形電車の両方をお伝えします。

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現在の主力1000形です。これはオリジナルに近い姿です。

静岡鉄道1000形は1973年から1985年までに製造された車両で旧型の100形、300系を置き換えました。車体は東急車両製です。ステンレス無塗装車体で広告電車や帯を入れている編成などさまざまなタイプがあります。運転台はワンハンドルマスコンで前面は非貫通型でくの字に曲げたような形をしています。印象は東急の7200形に似ています。モータ-は抵抗制御方式です。冷房装置は集中型と分散型の二種類が存在しています。ワンマン運転されていて運転士がすべてのドアを操作する方式です。乗り心地は普通といった感じですが、カ-ブの区間では少し揺れます。モータ-音はうるさく、停車する時もブレ-キ音が車内に響きます。今後、2024年までに後継車両のA3000形にすべての編成が置き換えられる予定です。

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これが新しい静岡鉄道の主力になるA3000形です。

次にA3000形は2016年3月に運転を開始する新型車両で、2両編成12本が製造される予定です。車体はJR山手線のE235系と同じSustina(サスティナ)と呼ばれる新開発の軽量ステンレス車体を採用して総合車両製作所横浜事業所で製造されています。モ-タ-はVVVFインバ-タ制御方式です。車内はオ-ルロングシ-トで液晶ディスプレイが千鳥配置で並んでいます。編成ごとに色が違っています。このA3000形はホ-ムを出発する時のモ-タの音はとても静かで、ヘッドライトのLEDはとても明るかったです。姿は黒い前面なのでとても目立ちます。今後旧型の1000形を置き換えていく予定です。営業運転開始は3月24日からで、今後増備が続く予定です。

 

私は今回1000形の撮影の他にA3000形の試運転の様子を撮影することにも成功しました。普段新車の試運転を目にする機会はありませんが、今回は貴重な体験をすることもできてとても良かったです。

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前に停まっているのは広告電車ですが、後ろにいるのは旧塗装復刻電車です。

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