EF81星型機とE26形カシオペアは貫録十分だった! 〈17/38TFU03〉

8月27日、“カシオペア紀行 「カシオペア+新幹線はやぶさ号」で行く車中1泊函館の旅”の専用列車として、E26形カシオペアが運転をするというので、上野駅13番線に行ってきました。今回の団体列車のカシオペアは、16時20分に上野駅を出発、盛岡に翌朝の7時28分に終着という短い行程です。しかし、あらためてその魅力が確かめられました。

その日。大混雑を予想して、15時に上野駅13番線に到着しましたが、意外なことにその時間ではまだホームにマニアの姿はまばらでした。最後尾(東京側)には4,5人しかカメラを持ったマニアはおらず、運転日を間違えたかな?と思ったほどでした。この調子なら、機関車もいい位置で撮れると思い、ホーム先端まで移動。ホームの先端にくると中高生くらいのマニアが7,8名。これはラッキーと位置を決めます。これなら警備もなく、様々な角度から狙えるか!と思っていたら、警備員がふたりやってきて、ロープを張られてしまいました。それでも、定期運用の末期のような、一時の大騒ぎはありません。やがて15時半近くなると、カメラを持ったマニアが続々と集まり始めました。15時35分、ついにカシオペアがゆっくりと13番線に推進運転で入線してきました。薄暗い地平ホームにゆっくりとジョイント音と排気音が反響します。団体専用の臨時列車という扱いのためか、「お下がりください!」などのやかましいアナウンスがありません。20160827_155128マニアも無言でカメラのシャッターを切り続けます。一際、電源設備をもったカハフのディーゼルサウンドが鳴り響くと、今日の牽引機が見えてきました。真っ赤なボディーに流れ星のマーク。おお、北斗星牽引機だったEF81 80号機ではないですか!輝くボディーに綺麗な足回り。北斗星がまだ走っているかのような、その風格。やはり、電気機関車はこうでなくては。EF81の中でも一番基本に忠実なスタイルの80号機だから、余計にそう感じるのでしょうか。カシオペアのヘッドマークは見なれないですが、それでもやはり重厚な姿にヘッドマークはよく似合います。やはりその光景は、マニア以外の人も惹きつけるのでしょう、機関車の周りは黒山の人だかりでした。20160827_15380020160827_15411920160827_153936

その後、15時53分には隣の14番線ホームに185系の団体専用列車が入線。オールドファンには嬉しい光景でした。20160827_155434

発車時間が近くなると、機関車の周囲には再び人が集まり始めたので、私は尾久駅に移動。尾久のヤードには、北斗星編成の名残りが。かつてはぞろぞろいたブルートレインも、ついにこれだけです。20160827_161413

そんな姿を臨みながら、尾久のホームで、EF81の牽くカシオペアが軽快に通過していく姿を見送りました。

次回のカシオペアは、信州へ。8月7日に運転されます。9月3日にも、また盛岡行きカシオペアが走るそうです。まだまだ人気の続くカシオペア。私の追っかけ撮影も続きそうです。。20160827_155805

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