ガンを予防する最強野菜、その名は『ブロッコリー』。 〈304JKI10〉

ブロッコリー1ダウンロード皆さんは、ブロッコリーという野菜を知ってますか? もちろん知っているよ、という声が聞こえてきそうですが、では、そのブロッコリーの抗ガン効果については、どのくらいご存知でしょうか?

どうも、嬉しいことに、びっくりする程の効果があるらしいんです・・・。

ブロッコリーとは

ブロッコリーは地中海沿岸地方が原産地で、キャベツの一種からイタリアで品種改良されたもので、同じアブラナ科の野菜であるカリフラワーもブロッコリーと同じくキャベツの変種です。

我が国には明治時代初期に伝わったとされており、蕾の状態の花序と茎が食用となります。 

ブロッコリーは、風邪の予防などに欠かせないビタミンCを、レモンの2倍、じゃがいもの7倍も含み、なお且つ1日100gの摂取で効果があらわれます。ビタミンCは、しみ、そばかす対策にも有効で、皮膚や粘膜の抵抗力を強めるカロチンの含有と相俟(あいま)って、美肌効果にも期待が持てます。

更にビタミンB2、カリウム、カルシウムも豊富に含まれ、食物繊維も多く、血糖値の上昇を抑える作用があります。また、クロムも含んでいるのでインスリンの効果を高め、糖尿病には大きな効果があります。

その他にも、ブロッコリーには、私たちの身体をガンや生活習慣病などから守るすばらしい成分が多く含まれていることが解ってきました。

ブロッコリーの抗がん作用

ブロッコリーの抗がん作用には、正常な細胞を傷つけようとする活性酸素の働きを阻止し、また活性酸素そのものを無毒化することで身体を守る、スルフォラファンなどのイソチオシアネート(坑酸化物質)によるものと、がんの原因となる突然変異を抑えるMMTS(メチルメタンチオスルホネート)によるものがあります。

最近、イソチオシアネートによって変異型p53タンパク質が減少することが確認されたことから、これが従来から知られていたイソチオシアネートのガン細胞に対するアポトーシスの誘導と何らかの関連性があると考えられています。

また、ガンを引き起こす突然変異を強力に抑える成分といわれている、MMTS(メチルメタンチオスルホネート)の特徴は、突然変異を抑える力が大変強いだけではなく、変異した細胞をもとの正常な状態に戻す力も高いことです。突然変異を抑える力を持つ食品は多いものの、破壊された細胞を修復してもとどおりにする成分を含む食品はほとんどありません。

またブロッコリーには、上記のスルフォラファン以外にも、抗酸化作用をもつβ-カロテン、ルテイン、ビタミンC、セレン、クワーセチン、グルタチオン、グルカレイトなどを多く含み、がんの発生を抑制したり、発がん物質を解毒するフェノールインドールなどのがん予防物質も豊富に含まれています。 

ブロッコリーの効果的な食べ方

抗がん物質のMMTSを効率よく吸収するためには、ブロッコリーを細かく刻んだり、水と一緒にすりつぶす事が必要で、このような調理方法を用いることで始めてMMTSを有効に体内に摂取できるようになります。

つまり、ブロッコリーを単に塩茹でにして食べるだけでは、MMTSの力を100%発揮させることはできません。

そこで最も簡単な調理方法としておススメなのが、ジュースにすることです。ミキサーにかけるだけなのでいたって手軽ですし、1日1杯飲むだけでも効果が期待できますが、注意点としては、時間が経つと成分が変化してしまう可能性があるので、なるべく早く飲むようにしてください。

ブロッコリーは、茎部分が栄養価が高く、特に食物繊維が豊富といわれていますので、是非、茎も活用して調理しましょう。またブロッコリーに含まれるビタミンCは、熱しても大きく減少しないという特徴がありますので、安心して加熱調理ができます。

調理の際には、最初に30分ほど薄い食塩水につけておきます。その後、たっぷりのお湯に、塩と酢と小麦粉を加えてさっと茹でると、おいしく、ほどよい柔らかさに仕上がります。そのままサラダとして食しても良いし、妙め物や煮物、スープの具材に使用してもよいでしょう。その場合には玉葱を組み合わせると、玉葱に含まれる成分がブロッコリーの成分と結合して、免疫力を高める作用を強化する相乗効果が期待できます。

また、ゴマとブロッコリーの組み合わせも、ゴマの抗酸化作用がブロッコリーの作用と合わさって、より強い効果が期待できます。ゴマ油で妙めたり、ゴマをふりかけて食べるとよいでしょう。

 

ブロッコリー、特に抗酸化成分を多く含むとされるその新芽を食べることは、多くのガンの予防の他にも、いろいろと健康に良い効果があるので、健康維持そして増進のために有効に活用したい「最強野菜」といえます。

是非、皆さんも、たくさんブロッコリーを食べて、がん予防を心掛けましょう!!

-終-

 

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