何れも日本海軍の航空母艦を紹介している動画である。
制作:LIT esperan
【注意】
上記の映像は、当初のものと同名の映像だが、内容に変更があった様で、各空母の名称や説明のないバージョンとなっている。
登場する空母は以下の通りである。
蒼龍:龍驤:鳳翔:大鳳:飛龍:隼鷹:瑞鳳:天城:赤城:加賀:瑞鶴:信濃:葛城:笠置:雲龍:イ-400
尚、各艦の性能・諸元等の詳細は、リンク先にて確認頂きたい。
画像補正がされてカラー化されていることで、従来より軍艦ファンであれば誰もが知っていた艦船写真も、より現実味を増している。ごく一部にはあまり見かけない写真もあり、また動画でBGM付きで鑑賞することで趣も随分と変わるものである。
出典元や登場する写真に関する解説がないのが残念だ。単なるスライドショーではなく、ナレーションを利用したりアニメーションや図表を活用すれば、より観やすく興味深いコンテンツになるだろう。
制作:千早群像
本動画は制作者の都合で削除されました。
最近、赤城は断トツで人気の空母のようだ。これも、もしかすると「艦これ」の影響か・・・。
尚、この動画の内容は、ほぼ史実通りで問題はないと考えられるが、グラーフ・ツェッペリンに大きな影響を与えたとする説明は微妙である。確かに、独海軍の空母建造計画総責任者のウィルヘルム・ハデラーは、赤城を参考に「仮称空母A(後のグラーフ・ツェッペリン)」を設計したとされるが、それは赤城が大改装直前の3段式飛行甲板の頃であり、その為、エレベーター周辺くらいしか参考にはならなかったハズだ。また、独軍はカタパルトの技術を知りたかった様子だが、日本では結局、終戦までその実用化に至らなかった。そこで独海軍は独自に圧縮空気式のものを開発したのである・・・。
『栃林 秀 作品集』 提供:HASEGAWA
『南太平洋海戦』 提供:HASEGAWA
空母対空母の航空戦を3DCGで描いたら第一人者の栃林 秀 氏が制作した画像だが、本編作品を直接紹介するのは権利の関係で難しいので、HASEGAWAの商品紹介ビデオをご覧頂く。
大作映画のようには製作費はかけられないだろうから、このCG映像のレベルは上々のデキだろう。しかし艦爆や艦攻などの細部や各艦艇の寸法比率、戦闘時の回避(操船)行動などの様子は検証が必要かも知れない。また、アイスキャンディー(曳光弾)の比率はもっと多く、且つ強く発光して見えたのでは・・・とも思う。
何れも資料としての価値はないが、リアリティを伝えるには動画(を活用したコンテンツ)の威力は高いと改めて感じさせられる。
-終-
他の連載記事は こちらから ⇒ “「空母」を考える ”シリーズ
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