懐かしの海外TVドラマ『CHiPs/白バイ野郎ジョン&パンチ』 〈JKI15〉

「CHiPs/白バイ野郎ジョン&パンチ」は、1977年から1983年まで米国のNBCで放映されたテレビドラマシリーズで全6シーズン。邦題は第5シーズンまでが『白バイ野郎ジョン&パンチ』、第6シーズンが『白バイ野郎パンチ&ボビー』となっています。原題は「CHiPs」というタイトルで、カリフォルニアのハイウエイパトロール(California Highway Patrol) を舞台に同パトロール隊のセントラル分署の面々の活躍を描くアクションコメディ。

当時の警察ドラマには暴力シーンや銃撃戦が多かったのですが、このドラマでは白バイ警官のジョン(ラリー・ウィルコックス)とパンチ(エリック・エストラーダ)のコメディー風なドタバタ劇を通じた人間味あふれるストーリーが主で、交通取締りや事故処理などを通して、明るくて親切な警察組織の日常活動を描いています。

ところが劇中では名コンビであるジョンとパンチでしたが、実際には役者の二人は大変な不仲であったとされ、そのことはウィルコックス、並びにエストラーダ本人も認めていました。特にパンチの人気が上昇するにつれ亀裂は更に深まり、第5シーズンの終了とともにウィルコックスは降板、ドラマではジョンは退職して帰郷してしまいます。第6シーズンではトム・ライリー演じるボビー・ネルソンをパンチの新しい相棒に迎えて製作されました。日本では主役キャラクターの変更により第6シーズンは「白バイ野郎パンチ&ボビー」と邦題が改められています。

尚、米国の白バイは「ハーレーダビッドソン・ツーリング(FLHTC ポリススペシャル)」が定番ですが、この当時は日本が誇る「カワサキ Z1000」がカリフォルニアのハイウェイパトロールでは使用されており、ドラマにもこのバイクが登場していました。

放映当時、日本でも大変な人気番組でした!

〈了〉

 

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