【おススメのミリタリー小説】デイル・ブラウンの「パトリック・マクラナハン」シリーズとドリームランド・シリーズ 〈3JKI35〉

デイル・ブラウン/Dale Brownは、1956年11月2日に米国のニューヨーク州バッファローで生まれた軍事スリラー作家。ペンシルベニア州立大学を卒業し空軍予備士官養成課程を経て1978年に米空軍に入隊しました。
彼は主に、B-52ストラトフォートレスやFB-111アードバークに航法士として搭乗していましたが、1986年に大尉で退役して小説家へと転身します。1987年の処女作『オールド・ドッグ出撃せよ/Flight of the Old Dog』がベストセラーとなり、自らの軍務体験と詳細な軍事情報を基に描く航空軍事スリラーのシリーズ作品を、その後も多数、書き続けています。
合衆国空軍士官のパトリック・マクラナハンを主人公とした「マクラナハン」シリーズは、2010年代後半に入ってもまだ継続している様ですが、私は最近の作品は未読です。「ドリームランド」シリーズも含めて、この作家の小説は1990年代までのものが楽しく読めました。2000年代以降の作品になると、そこに盛り込まれている要素が多過ぎて的を絞れなくなった感があり、ストーリーも横道に逸れることが多く、あまりにも突飛なハイテクノロジーの登場にも度々戸惑うことになりました‥。

 

●パトリック・マクラナハン・シリーズ
『オールド・ドッグ出撃せよ/Flight of the Old Dog』 (1987年)
『戦闘機チーターの追撃/Day of the Cheetah』 (1989年)
『スカイ・マスターズ/Sky Masters』 (1991年)
『レッドテイル・ホークを奪還せよ/Night of the Hawk』 (1992年)
『台湾侵攻/Fatal Terrain』 (1997年)
『韓国軍北侵/Battle Born』 (1999年)
『「影」の爆撃機/Warrior Class』 (2001年)
『炎の翼/Wings of Fire』 (2002年)
『ロシア軍侵攻/Air Battle Force』 (2003年)
『アメリカ本土空爆指令/Plan of Attack』 (2004年)
『秘密攻撃部隊/Strike Force』(2007年)
『極秘破壊作戦/Shadow Command』(2007年)
『地上侵攻軍を撃破せよ/Rogue Forces』(2009年)
以下、未訳作品
Executive Intent (2010年)
A Time For Patriots (2011年)
Tiger’s Claw (2012年)
Starfire (2014年)
Iron Wolf (2015年)
Price of Duty (2017年)
The Moscow Offensive (2018年)
 

●ドリームランド・ シリーズ
『シルヴァー・タワー/Silver Tower』 (1988年)
『ハマーヘッズ緊急出撃/Hammerheads』 (1990年)
『ロシアの核/Chains of Command』 (1993年)
『頭上の脅威/Storming Heaven』 (1994年)
近作は未読の為、しかとは判りませんが、やはり初期の作品と2000年代前半くらい迄の作品が断然、おススメです!

〈了〉

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