【速報】 「おもてなし」はお寿司で!! オバマ大統領と安倍総理、寿司店で会食 〈41JKI07〉

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安倍総理は、本日(23日)夕刻、米国のオバマ大統領との非公式の夕食会を、東京・銀座の寿司店「すきやばし次郎」で行うそうだ。

あくまで総理の個人的な「おもてなし」とのことで、最近、その距離感に微妙な隔たりが感じられるオバマ大統領と、この機会に個人的な信頼関係を深めたい考えのようである。

 

ネットやTVのニュースなどによると、国賓として日本を訪れたオバマ大統領と安倍晋三首相は本日(23日)の夜、東京・銀座の「すきやばし次郎」で一緒に寿司を食べるそうだ。安倍総理の、日本の「おもてなし」の食文化を、是非、オバマ大統領にも味わって頂きたい、との意向を繰り返し伝えた結果が受け入れられた模様。

すきやばし次郎は、東京に13店しかないミシュランの3つ星レストランの1つで、銀座・数寄屋橋の目立たないビルの地下にある。しかし、夜のメニューは「きょうのおまかせ」のみで値段は1人3万円以上の超高級店だ。そして、2011年に「二郎は鮨の夢を見る」と題する米国人監督が製作したドキュメンタリー映画で世界的に有名になった88歳の現役おじいちゃん職人の小野二郎さんが店主の小さな寿司店である。また小野さんは、20代前半から東京の料亭で板前見習を始め、60年以上にわたり料理一筋だが、今日は自ら握った寿司をオバマ大統領に出すことになる。

小野さんは、1965年に自分の店を開いて以来、味のレベルを保つためにいたずらに店を大きくせず、寿司を握る手を清潔かつ適切な温度に保つために夏場でも手袋を欠かさないという徹底ぶりで、「寿司職人の鏡」とされている。

大統領は、今回の訪日期間中にファーストレディーの代役をするキャロライン・ケネディ駐日米国大使や安倍首相と共に、狭いカウンターに並んで座って寿司を食することになる。

 

合衆国大統領が国賓として来日するのは、1996年のクリントン大統領以来18年ぶりだが、安倍総理は24日の日米首脳会談では強固な日米同盟の維持をアピールする予定。強行に海洋進出を進める中国やウクライナへの介入を強めるロシアに対して、「力による一方的な現状変更の試みは認められない」と牽制する旨を、米国と連携して対外的に発信したい意向だ。

 

最後に、かつてこの店「すきやばし次郎」を訪問した時の個人的な感想だが、非常にテンポよく握られる寿司には、いい意味でびっくりだった。他店であれば2時間くらいのコースが40分ほどで食べ終わる感じ。食べると出る、食べると出るの繰り返しで、ちょっと忙しないとも思える。

自分の食事のテンポを大切にしたい人には厳しいお店かも知れない。しかし、その寿司は奇をてらわない江戸前の王道を往くもので、名人次郎さんのひと貫は、口に入れるとトロけるような絶妙のやわらかさと、”人肌”シャリの温度感が素晴らしい。シャリは比較的酢がよく効いていて、ネタとの調和もいい。但し訪店したその日は、食材に特別力を入れているとは感じられなかった。

ちなみに、「鮨」という一文字の暖簾がかかり、大変清潔感が漂うこの店は、ごく普通のお寿司屋さんにしか見えない。店構えはいたってシンプルで、そのインテリアや調度類には特別豪華な印象はなく、1つだけのテーブル席の向こうに木のカウンターがある。

そして御年88歳の次郎さんの握る姿は凛として美しく、調理の所作ひとつひとつがまるで完成された芸事のようだ。

↓公式サイト

http://www.sushi-jiro.jp/

-終-

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