消息不明の航空機にまつわる都市伝説をまとめた記事。主にバミューダ・トライアングル近辺で発生した事件を紹介する‥‥。
マレーシア航空370便は依然として消息不明であるが、他にも忽然と姿を消した航空機は多い。失踪の原因は不明であり、捜索しても結局は何も発見されない。この様な不可解な事件が、今迄もバミューダ・トライアングルでは数多く発生しているのだ!!
魔の三角海域バミューダ・トライアングルでの、軍用機の失踪事件を紹介する。当然ながら戦時以外では、軍用機が民間機よりも安全性が高いことは理解頂けると思う。
C46輸送機 行方不明
1947年に、米国空軍のカーチスC46輸送機が、32人の乗員を乗せてバハマ上空で行方不明となった。その後、同機の残骸がジャマイカのブルー山脈の麓(ふもと)で発見されたが、そこでは乗員の死体は1人も発見されなかったという。
この様に死体が見つからないというのも、バミューダ・トライアングルでの事件の典型的なパターンである・・・。
C54輸送機 行方不明
同じ1947年、米国陸軍C54輸送機がキューバ上空を通過した頃、機長のホーガン大尉から、「こちらホーガン機長、視界ゼロで針路を失う。当機の現在位置を知らせて欲しい。」と無電が入った。管制塔が返答をする前に、彼は大声で操縦不能だと叫び無電は切れてしまった。そして、C54輸送機は行方不明となったのだ。
自分の位置を見失うのも、バミューダ・トライアングルではよくある事象だが・・・。
KC135大型給油機 行方不明
1963年8月28日に、フロリダの米国空軍基地からボーイング707を改造したKC135給油機が2機発進した。両機はバミューダ島の上空でB52爆撃機に空中給油をした後、帰投の途についた。この時、1号機の機長であったアレンス大尉から「視界は良好で、快晴だ。現在位置はバミューダ島から南西500km。これより2号機とともに帰還する。」と報告があった。
ところが、それから30秒も経たないうちに、2号機のリチャード大尉から無線があった。「こちら2号機だ。現在、針路不明。当機の位置を知らせてくれ。ああっ、見ろ!何だ、これは?」と叫ぶように連絡があった。
まさしくバミューダ・トライアングルお決まりの失踪パターンである。案の定この後、両機とも行方不明になってしまった。
翌日、大規模な捜索が実施され、捜索機がバミューダ島南西500kmの海上で2号機の残骸を発見した。そして調査の結果、1号機と2号機は空中衝突した様だとされた。
しかし不思議なことに、空中衝突すれば両機とも墜落するはずなのに、残骸が発見されたのは2号機だけで、1号機の方は機体の破片も5人の乗員の死体も、どこにも発見されなかったのだ。
更に、2号機の中にはパラシュートがそのまま残っており、6人の搭乗員が脱出した様子はないにもかかわらず、死体は一体も発見されなかった。また高度計は10万メートルを指して、スピードは0を示していたらしい。2号機は高度10万メートルまで急上昇し速度が0で1号機と衝突したのだろうか? そんなことは考えられないが・・・。
大型輸送機C133行方不明
1963年9月22日、アメリカ空軍の大型輸送機C133カーゴマスターが10人の乗員を乗せて大西洋のアゾレス諸島から発進した。同日15時頃、「本機はただいまマイアミビーチより南東150kmの海上上空を飛行中。」と報告があった後、同機は消息を絶ったのだ。
その後、米国空軍や海軍が一週間にわたり総力をあげて捜索活動にあたったが、機体の破片や搭乗員の死体はおろか、パラシュートや救命胴衣などの遺留品等は一切発見されなかったという。
バミューダ・トライアングルでは上記の他にも、民間機も含めて多くの航空機が行方不明となっている。
1947年にはスーパーフォートレス機が、1950年にはグローブマスター機、1952年にスーパー・コンステレーション機が、1954年ロッキード・コンステレーション機、1956年マーティン型水上艇がそれぞれ消息不明となっているのだ。
この様に、記録に残っているものでも船舶が70隻以上、航空機が50機以上は行方不明となっているのだが・・・。
共通した事象
さてもう、お気付きのことと思うが、バミューダ・トライアングル海域での失踪事件では幾つかの共通した事象が起きている。
1.不明の機体に関して、本体はおろか破片さえも発見されない場合が多い。また発見されても、ごく一部の残骸に留まっていること。
2.多くの事件を合計すれば数百人を大幅に超える数の死体が、これまたほとんど見つかっていないこと。
3.残骸や死体と同様に、パラシュート、救命胴衣、各種の非常用信号装置などの漂流物や、墜落時に見られる海上を浮遊する燃料などの痕跡も、見当たらないこと。
4.快晴や晴天の日でも事故が発生していること。
5.遭難機が自機の位置を(それも突然)見失っていること。
6.遭難機からSOS信号が発せられる前に突然無電が切れ、そして例の白い霧や白い水への突入が行われていること。
7.一部の生存者によると、瞬間移動(ワープ)体験をしていること。
などが、あげられる。
結論を急ぐようだが、つまり、遠く離れた別の地点か、まったくの異世界への入り口がランダムに発生しているのが、バミューダ・トライアングルなのではないだろうか。そう考えれば、第19飛行編隊(フライト19)の消失事件を始めとする多くの謎の失踪事件の原因が、明快に説明出来るのである・・・。
最近では、バミューダ・トライアングルに関しては、その危険性は他の海域とそう変わりは無いといわれている。
しかし、未知の不可思議な力や超常現象による事故ではないにせよ、船舶や航空機の事故が多発する危険な海域であることは間違いないようだ。
魔の三角海域 バミューダ・トライアングル、信じるか信じないかは、あなた次第だ・・・。
-終-
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