【速報】 日本の若者たちに将来の希望はないのか? 〈741JKI19〉

若者1ダウンロード日本政府は本日3日、2014年版の「子ども・若者白書」を閣議決定した。白書は特集として、世界7ケ国で若者の意識調査を実施した。

この調査で「自分の将来に明るい希望を持っているか」と質問したところ、「希望がある」「どちらかと言えば希望がある」との回答が日本では61.6%にとどまり参加7ケ国中で最低となり、他の6ケ国(82.4~91.1%)を大幅に下回った・・・。

 

この調査は2013年11月~12月に、日本や米国と韓国や英国、ドイツやフランス、そしてスウェーデンの計7ケ国で実施された。各国で13~29歳の男女約1,000人を対象に、自分や家族、社会に対する意識をインターネットで調査した。

「40歳になったときに幸せになっている」との回答は日本人では66.2%で7ケ国中で断然最下位、他の6ケ国は81.6~87.4%だった。

「自分自身に満足している」「自分には長所がある」と答えた割合も、日本人の子ども・若者たちは最下位であり、自らに自信が持てず、将来についても悲観的な日本人の若者像が浮き彫りとなった。


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対して日本が1位となったのは、「自国のために役立つことをしたい」の54.5%だ。

但し、「自分の参加で社会現象が少し変えられるかもしれない」との答えは30.2%にとどまり、7ケ国中で最下位だった。

また、同白書の別の調査では、15~34歳の若者で仕事も通学も求職もしていない「ニート」は2013年には60万人で、前年に比べ3万人減少したことが明らかになった。この年代の人口に占める割合は0.1ポイント減の2.2%となった。

 

年代別のニート数は15~19歳が9万人、20~24歳が15万人、25~29歳が17万人、30~34歳は18万人だった。

内閣府は「景気が改善傾向にあることに加え、ニートや引きこもりの就業、教育の支援拠点『地域若者サポートステーション』の数が増えたことが減少の要因ではないか」と分析している。

 

日本の若者たちは自分に自信がなく、自己肯定感が極めて低いようだ。他国の自己肯定感が高い若者たちの特徴は、家庭や学校、職場などへの満足度の高さと、自己肯定感の高さに関連があった。

例えば、「家族といるとき充実している」という設問にあてはまると答えた場合では、53.7%が自分自身に満足しているが、あてはまらないと答えた人は29.4%となった。

この様な調査結果から白書では、子育てや家庭教育、学校教育への積極的な支援が必要と指摘している。子どもたちや若者が人生に前向きで自信を取り戻すカギは、家庭や職場にあるといえそうだ!!

-終-

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