パッションテスト(4)フォローアップ、サポートの実例/atn

a0001_012750_m+1あなたは何か素晴らしい本を読んだり、講演を聴いて感銘を受けたとき、そのときの気持ちをずっと保つことができるでしょうか?人生が変わった!と言えるほどの感動を一度は覚えても、人は日常に戻るとつい忘れてしまいがちです。パッションテストは一度受けたら終わり、という訳ではありません。明確になったパッションは、何度でも繰り返して自分自身に戻り、確認することができます。そのためのフォローアップやサポートも可能です。

 

今回は、5月にパッションテストの個人セッションを受けて下さり、その後もサポートさせて頂いているAさん(40代の主婦の方です)の例をご紹介します。この記事はAさんに掲載許可を頂いていますが、お名前やすでに開始された個人事業の屋号等は、伏せさせて頂きます。

 

【アセスメント】

セッションは5月中旬、横浜市大倉山記念館で行いました。この日はAさんのご希望により、過去のご経歴や現在の状況、ご不満やご不安をお聞きするところから始めました。通常このようなインタビューはパッションテストのプロセスには含まれません。事前準備としての心理学的なアプローチで、カウンセリングのプロセスで言う「アセスメント(査定)」というものです。Aさんからはパッションテストだけでなく、ビジネス・コンサルティングを含めてご依頼を頂いていましたので、面接法のアセスメントによってAさんの現状や課題を明らかにするところからスタートした訳です。

 

【アセスメントで明らかになった現状と課題】

IMG_20140513_150526_014+1sAさんは20代の頃メーカーで事務系のお仕事をした後、結婚退職され現在は専業主婦です。今の生活に特に大きな不満はないものの、将来には漠然とした不安を持っています。(それは主に、お金の面であることも判りました。)OLの頃は上司との関係があまり良いとは言えず、嫌な思いをしたこともあり、パートや会社勤めはしたくないとお考えです。それよりも、自分の好きなことをビジネスにしたいという夢をお持ちです。綺麗なもの、美しいものを作るのが好きで、自宅マンションで趣味のドライフラワーやデコパージュを友人に教え、喜ばれています。それを仕事にできればいいなとは思っているのですが、どう進めたらよいのか解らないのが現状です。「子どもや親の面倒を見ながらビジネスを始めるのは無理」という悩みや「年齢的に新しいことにチャレンジするのは遅いし、新しい知識や技術は習得できない」という考えもお持ちでした。

 

【パッションテストを実施】

上記のアセスメント後、パッションテストに進みました。ここで配慮した点は、Aさんの現状把握の中に過去への囚われや、「自分はこうしなくてはいけない」という思い込みが含まれているように感じられたことです。パッションテストでは、こうした前提や思い込みをひとまず脇に置いて頂く必要があります。思い込みが障害物になって、パッションを見えなくするおそれがあるからです。認知科学で言う「スコトーマ=盲点」を外して、自由に発想して頂くことがとても大切になります。そのために多少時間を取って、イメージワークなどで気持ちを切り替えて頂きました。

 

【テストの結果明らかになった、Aさんのパッション】

パッションテストのプロセスの結果、Aさんの上位5つのパッションは次のようになりました。

1.綺麗なもの、美しいものに囲まれて暮らしている。
2.自分の会社で、代表として仕事をしている。
3.ドライフラワーやデコパージュを楽しみ、友達に教えている。
4.仕事や生活の中で、人に感謝されている。
5.好きなときに好きなところを旅行している。

続いて、それぞれのパッションのマーカーを作る作業を行いました。アセスメントを行わない場合、マーカーとツール類を紹介してパッションテストは終了です。今回はここでアセスメントの結果明らかになった現状と課題を思い起こし、マーカーの中でサポートできることについて、具体的なアクションプランに落としこむところまで行います。ここからは、パッションテストのプロセス外の話になります。

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【フォローアップ】

Aさんの上位のパッションである「綺麗なもの、美しいものに囲まれ」、「代表として仕事をして」、「ドライフラワーやデコパージュを教えている」等をキーワードに考えると、いろいろなアイデアが浮かんできます。パッションが明らかになると、アセスメントのときのネガティブな言葉が嘘のように影を潜めました。気持ちが充実し拡散しているときは、良いアイデアが次々と出るものです。ブレインストーミングの手法を用いて自由に発想を拡散して頂き、グルーピング後にパッションに沿ったスコアリングを行い、整序するというワークを行いました。

たくさんのアイデアの中から、Aさんは将来の法人化を見据え、自宅で個人事業主としてスモール・ビジネスを開始することを選択されました。内容は、自宅で開くドライフラワーやデコパージュの教室に、雑貨の販売を組み合わせるというものです。

 

【サポート】

decou25+1Aさんの夢を実現するために、その後もサポートを続けさせて頂いています。その中にはショップ運営のノウハウをお伝えすること、弊社が輸入総代理店を務めている商材を卸価格で提供させて頂くことも含まれています。Aさんは元々、弊社の妖精雑貨のお客様として、趣味で行っていたドライフラワーのサロンに飾ってくださっていました。年間にご購入頂いている程度の金額分をパートナー価格でご提供することで、リスクのないビジネスをスタートして頂くことができました。ちなみに初回入荷分は、すべて販売されたとのことです。

今後のサポートプランとして、ワードプレスを用いたホームページの立ち上げ、独自の商材開拓、輸入実務のノウハウの提供等も行います。個人事業を起動に載せて、法人化までサポートさせて頂く予定です。

ここで重要なのは、アクションプランさえできれば、ものごとが実現するという訳ではないということです。アクションプランはインテンションに注意を向けるための手段です。弊社のサポートは、受講者の方のパッションに沿う選択肢のひとつとして提供するもので、他にも様々な可能性があります。

Aさんの場合、たまたま弊社の商材や輸入ビジネスがAさんの夢の実現にとても近い位置にありました。(Aさんが引き寄せてくださった結果とも言えます。)ワークスタイルメニューの仕組みを使えば、様々なサポートやアライアンス構築が可能になります。どうぞお気軽にご相談下さい。


今回はパッションテストのフォローアップやサポートに関する実例をご紹介しました。ご興味をお持ち頂いた方の参考になれば幸いです。パッションテストを始めとする優れた自己変革メソッドや成功法則には、多くの共通点があります。次回から少しずつ、それらの重要なエッセンスを紐解いて行きたいと考えています。

※パッションテストの開催予定はこちら
http://パッションテスト.com

 

 

 

 
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