異色の将棋漫画『ハチワンダイバー』完結へ 8年間の歴史に幕!! 〈43JKI15〉

ハチワン999admin-ajax賛否両論あるようですが、漫画以上にTVドラマが印象深かったのが『ハチワンダイバー

溝端順平の出世作でもあり、共演の仲里依紗もこの番組でブレイクしたと思います。

その原作漫画が終了するというのですが・・・。

 

柴田ヨクサルの、TVドラマ化もされた異色の将棋漫画『ハチワンダイバー(81diver)』が、7月17日発売のマンガ雑誌 週刊「ヤングジャンプ」(集英社)33号で完結することがわかりました。

『ハチワンダイバー』は、一度はプロ棋士を目指すも挫折し、賭け将棋を営む真剣師として生計を立てていた主人公の菅田健太郎が、「アキバの受け師」こと同じ真剣師の中静そよ(メイドでもある)と出会うところから始まるバトル将棋漫画です。

健太郎は毎回、中静そよに導かれて、個性的で強烈なキャラクターの敵役と対局し、派手なバトルを繰り広げていきます。やがてストーリーは、彼が謎の将棋集団「鬼将会」との対決に巻き込まれていく姿を描いていきます…。ハチワン131NLRC+qLmL._SL500_AA300_また、彼は将棋に集中すると、81マスの将棋盤に“潜り(ダイブ)”、最高の一手をイメージすることができる通称「ハチワンダイバー」だったのです。

この様に、週刊「ヤングジャンプ」2006年41号から連載がスタートした『ハチワンダイバー』ですが、今月で8年間の連載に幕が下ろされることになりました。ネット上でも、この終了については非常に残念だし、名残惜しいとの声も多く上がっています。

尚、2008年には「このマンガがすごい!」(宝島社)のオトコ編1位にも選ばれました。

 

TVドラマは、2008年5月からフジテレビ系列(全11話)で放映されました。土曜ドラマ枠で、毎週土曜日の23:10〜23:55(JST)に放送されていましたが、主演は溝端淳平、仲里依紗、その他に安田美沙子、木下優樹菜、小日向文世、サンドウィッチマンなどが出演しています。

特に主人公の菅田を演じたドラマ初主演の溝端淳平に加え、巨乳でメイド姿の中静役の仲里依紗が大変好評でした。また、サンドウィッチマンの両名と木下優樹菜は役者デビュー作となりました。

原作の漫画との大きな相違点は、テレビ放映ということを留意して、賭博性を回避する為に賭け将棋ではない勝負形式にこだわり、主人公は最終的には再びプロの棋士を目指すという内容に変更されています。またTVドラマには、女優を目指す主人公の幼馴染や、一度戦って以来、主人公を気にかける真剣師などのオリジナルキャラクターが登場します。また、主要キャラクターの設定なども一部異なり、終盤では、主人公はなぜか「ハチワンダイブ」をしなくなります。更に、毎回番組の最後には出演者の誰かが微笑む仕草をするようになっていました。

原作漫画に関しては、後半あたりからのあまりにも過激なバトルの姿や、無理やり物語を続ける様なストーリー展開に、多少なりとも違和感を感じた読者がいたのは否めません。

 

斯く(かく)いう筆者も、その一人ということになるのでしょう。ここらが冒頭に記した通り賛否両論がある部分であり、TVドラマのエンディングの設定や全体のボリュームが、演者の好演と相俟って、丁度ほど良い程度に受け止められたとも考えられるのです・・・。そこに、TVドラマ支持派の台頭の下地があったのではないでしょうか。

-終-

 
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