久しぶりのチエちゃんの【健康生活】では、誰もが手軽に食べられる『アーモンド』を取り上げてみました。
最近、『アーモンド』はスーパーフードとして注目されており、特にたくさん含まれているビタミンEは老化を防ぐ最強の成分といわれています。
また老化の原因物質であるAGEsを、抑制する効果もあるそうですヨ・・・!!
『アーモンド』はナッツ類の一つですが、原産はアジア西南部。現在では南ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアなどで栽培されています。
『アーモンド』の果実は、皮、果肉、核、仁からなりますが、この内、食用になるのは仁の部分です。 まさにアンチエイジングにオススメの食品で、美容に効果があったり老化を防ぐ栄養成分がたくさん入っています。
さて、最近分かってきた老化のメカニズムですが、老化の原因物質はAGEs(Advanced Glycation End Products)と言われ、「終末糖化産物」とも呼ばれています。
AGEsは、タンパク質の糖化反応(メイラード反応)によってつくられる生成物のことで、体内の糖がタンパク質と結びつくことによって老化物質に変わってしまうのです。
例えば、肌を美しく保つ為に必要なタンパク質であるコラーゲンは、糖の影響を受けやすく、肌の老化はコラーゲンの糖化によって起こることが多いのです。コラーゲンと糖が結合することによって、最終的に糖化するAGEsが肌に多く蓄積されることになり、肌はダメージを受け、シワやたるみ、くすみの原因となります。
『アーモンド』には、この様な糖化反応を抑える働きがあります。またAGEsには、一度生成されると減少しにくいという特徴がありますが、『アーモンド』は、このAGEsの働きを強く抑制し、老化を防止する効果が非常に高いといわれています。
また『アーモンド』には、AGEsの働きを抑制するだけでなく、活性酸素による細胞の酸化(老化)を防止する抗酸化作用があるビタミンEが豊富に含まれています。実際に『アーモンド』は、ナッツ類の中でもビタミンEの含有量が飛びぬけて大きく、100gあたり含まれる量は31.0mgで、ピーナッツの10.1mgの3倍以上といわれており、他の食品で比べるとアボカドの10倍もの含有量となります。
更に、脂質が酸化することによっても老化は引き起こされ易くなるのですが、『アーモンド』に含まれる脂質の約70%がオレイン酸であり、オレイン酸は酸化しにくい一価不飽和脂肪酸で、またコレステロール値がゼロで体内の脂質の代謝を促す効果があり、ダイエットにも効果的といわれています。
そして『アーモンド』には、これらの成分以外にも皮膚や髪のダメージを修復する効果のあるビタミンB2や、さらには各種ミネラルや食物繊維(ゴボウの2倍、サツマイモの4倍も含有)など、癌(ガン)や生活習慣病の予防効果も期待される栄養素が豊富に含まれています。
さて、『アーモンド』と聞くとカロリーが高いというイメージがありますが、そんなことは決してなく、むしろダイエット効果もある大変優れた食品なのです。
特に『アーモンド』には、アミラーゼの機能を阻害する効用があり、砂糖のブドウ糖化による吸収を抑制するそうです。これは、人体はアミラーゼという酵素で砂糖を分解してブドウ糖にすることで初めて体内に吸収することが可能なのですが、『アーモンド』の成分がアミラーゼの働きを抑制することで、分子の大きな砂糖のままでは腸管から吸収されずに、そのまま体外に排出されてしまうそうです。
アーモンドの効果的な摂取の方法ですが、保管しているアーモンド自体が酸化してしまっていたら効用が低下するので、必ず密閉された缶・瓶や袋等に入れて保存しましょう。
選び方は、殻つきのものを購入し、できればローストせずに生で食べるのが良い、とされています。
食べ方は、茶色の薄い皮ごと食べる様にしましょう。『アーモンド』の種皮には抗酸化成分のポリフェノールの1種であるフラボノイド類が多く含まれているので、出来るだけ皮ごと食べた方が好ましいとされています。
また『アーモンド』は良く噛まないと、ビタミンEの吸収率が約50%くらいに低下してしまいます。しかし、すり潰して作ったドリンクならば吸収率を100%近くに出来るので、ジュースとして摂取するのは効率の高い方法です。
摂取量は、(男女差や年齢差がありますが)成人で一日20粒~25粒くらいが目安で、食べ過ぎない様に注意しながら、毎食後にわけて食べるのがオススメです。
有害物質や余分な脂肪を抑制、排出するデトックス効果があり、善玉コレステロールを増やし、血液がサラサラになるとも言われる『アーモンド』。
若返りのビタミンといわれるビタミンEを豊富に含む『アーモンド』で、是非、皆さんもアンチエイジングに挑戦しましょう!!
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