皆さん、ユーチューバー(YouTuber)をご存知ですか?
多くの人が、まだ知らないと思いますが、そこで今回はネット広告業界で最近話題の、このユーチューバーについて簡単にご紹介します・・・。
動画共有サイトのYouTubeで、人気の映像を公開しているクリエーターのことを通称ユーチューバー(YouTuber)というそうです。
昨年(2013年)中頃以降、有力ユーチューバーと契約したプロダクションが次々に設立され、既にネット系広告代理店や広告主企業(クライアント)の多くが、低コストでフットワークの良いユーチューブ広告を利用し始めており、ここ最近、スマホへのシフトが進む10~20代の年齢層に確実にアプローチ出来る媒体として、ユーチューバーたちが配信している動画が脚光を浴びているようです。
更に、既存のマス媒体よりも安価で短期間に広告宣伝効果があがるとあって、益々、その広告市場は拡大している模様です。
テレビCMなどよりはるかに低コストで短期日に制作が可能で、かつ個性的な映像で商品やサービスの特徴や優位性を動画視聴者に伝えられることは、クライアントにとって大きな魅力となっています。特に多様化の進んだ現代において、旧来のマス媒体ではサポートが困難な、若年層のネットピープルに対してリーチがかかる媒体として、大いに期待されているのです。
チャンネル登録者の数が377万人を超える国内トップのユーチューバーが、HIKAKINさんです。2010年に配信を開始した動画『スーパーマリオビートボックス』でブレイクしたといいますが、最近では『スカルプD』(アンファー)のCMにも起用され、福岡市で開催された『ミンミンスパークリング』(常盤薬品)の発表会に1,000人以上がファンが集まるなど、影響力が大変大きいユーチューバーです。
HIKAKINをはじめとして有力ユーチューバーの多くと契約しているウーム(uuum)社のユーチューバー・ランキングによると、HIKAKINさんに次ぐのが、瀬戸弘司さん。ガジェット系のレビューが中心で、高度な編集技術を駆使した動画で定評があるユーチューバーです。
また女性ユーチューバーでは、第8位のsasakiasahi(佐々木あさひ)が人気を集めています。スプーンを使ったメークアップ術を紹介する動画が支持され、今やメイクアップ動画の第一人者といわれています。また、化粧品メーカーとのコラボも複数配信しています。
↓ウーム(uuum)社のユーチューバー・ランキング(登録者数の多い順)
1位 | HIKAKIN | 377万人 | https://www.youtube.com/user/HikakinTV |
2位 | 瀬戸弘司 | 99万人 | https://www.youtube.com/user/eguri89 |
3位 | SEIKIN | 67万人 | https://www.youtube.com/user/SeikinTV |
4位 | Kazu | 43万人 | http://kazuch.com/ |
5位 | はじめしゃちょー | 32万人 | https://www.youtube.com/user/0214mex |
6位 | Masuo | 30万人 | https://www.youtube.com/user/MasuoTV |
7位 | レオンチャンネル | 30万人 | https://www.youtube.com/user/LEON1CHANNEL1 |
8位 | sasakiasahi | 29万人 | https://www.youtube.com/user/sasakiasahi |
9位 | ジェット☆ダイスケ | 16万人 | https://www.youtube.com/user/jetdaisuke |
10位 | めぐみちゃんねる! | 8万人 | https://www.youtube.com/user/MEGUMIbernadette |
(登録者 千人以下は四捨五入)
YouTubeなどの動画配信サービスによるオリジナル・コンテンツの自主制作と、その配信の流れはもう止まりません。この分野から、多数の人々に支持される人気の映像クリエーターが続々と生まれてくるでしょう。
そして、この流れに拍車をかけるのが、グーグル(Google)などの動きです。グーグルは2013年2月から社内にレンタルスタジオを設置して動画制作の支援を開始しました。
グーグルによると高校生などが学校帰りに利用するなど、幅広い年齢層のクリエーターが交流する場になっているといいます。既に『バイリンガール英会話』動画が人気のChikaさんや、『ひとりglee。口だけで歌ってみたシリーズ』の財部亮治さんなど、ブレイクしたユーチューバーがここから登場してきました・・・。
スマホをターゲットととした動画による広告手法は、スマホ誕生(2008~2009年)の頃からその可能性が予見されていましたが、現在の様なアマチュアのクリエーターがどんどん参入してくることまでは想像されていなかったと思います。
学校の先輩や近所のお姉さん、そして仲の良い友達といった感じの(同世代風の)レポーターが、「こんな商品やサービスがイイよ」とか、「あのイベントが楽しいぞ」といった様子で商品やサービスを勧める動画による情報が、今時の若者には抵抗感なく受け入れられているのでしょうネ。
この(あくまで素人感漂う)リポーターたちのご近所ぶりというか世代にマッチした親近感が、一時期問題となった有名人ブロガーによるステルス・マーケティングとは異なり、実際に食べたり飲んだり使用したり、といった現実感を醸造させて、扱う情報の信頼性を増していると思いますが如何でしょうか?
プロを凌駕する勢いで活躍を始めたアマチュアのクリエーター(ユーチューバー)たち、そして既に多くの企業CMが、このユーチューバー制作の作品として公開され始めています!!
-終-
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