第59回全国高校軟式野球選手権大会の準決勝、中京(東海・岐阜)vs崇徳(西中国・広島)の試合(2014年8月30日、明石トーカロ球場)で、とんでもない状況が起きている。 サスペンデッドゲーム(一時停止試合)となっていた試合を、0-0の延長31回から再開したが、3日がかりとなる45回でも0-0のままで決着がつかず、3日連続のサスペンデッドゲームとなってしまった!!
この試合は、8月28日に延長15回を両校は戦い、0-0でサスペンデッドゲームとなった。そして翌29日に16回から試合を再開したが、延長30回を終えても両校とも無得点のまま譲らず、再び0-0のままサスペンデッドゲームとなっていた。
先発投手として初回から投げ続けている中京の松井、崇徳の石岡の両投手は、この日も互いに1人で投げ切り、球数は3日間の合計で松井投手が635球、石岡投手が617球となっている。
4日連続となる試合の続きは明日31日に延長46回から再開されるが、大会規定により最大9回(54回)までとなっている。それでも勝敗がつかない場合は抽選で勝者を決め、勝者は同日に三浦学苑(南関東・神奈川)と決勝戦を戦うことになる。
軟式野球は硬式野球と比べて点数が入りにくいのか、過去の社会人軟式野球でも、1983年9月20日に行われた天皇杯決勝で延長45回の末に、ライト工業が2-1で田中病院を破った試合が『世界歴代最長試合』とされていたが、今回の両校の接戦はついにその記録に並んだ。
31日の結果が待ち遠しいが、球児たちの疲労、健康状態も心配だ・・・。
(文:ちょこっとニュース配信組合員1号イッくん)
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【速報】全国高校軟式野球選手権大会最終日は31日、兵庫県明石市の明石トーカロ球場で行われ、4日間におよぶ準決勝を制した中京(東海・岐阜)が、決勝で三浦学苑(南関東・神奈川)を2-0で破り、2年ぶり7回目の優勝を果たした。
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