いろんな車が世の中にはあるけれど、結構、使い勝手がいいのは軽トラック。軽自動車のメリットを生かしながら、コンパクトにスイスイ物も運べる、人も運べる。
そんな軽商用車の中の有名人、ダイハツ『ハイゼット トラック』が15年ぶりの改装新発売だ!!
ダイハツ工業は9月2日、15年ぶりに全面改良した軽商用車『ハイゼット トラック』を全国一斉に発売した。
この『ハイゼット トラック』は、1960年の発売以来、累計生産台数が398万台を超えるダイハツのロングセラーとして、日本国内津々浦々で幅広い業種業態に使用されて大活躍の車種である。
今回の改良では、軽トラックに求められる積載性、耐久性や運転・乗車時の快適性、および防錆性能等の基本性能を大きく改良した他、特に、農林水産省の「農業女子プロジェクト」と協力・連携して開発した、女性ユーザーのためのカラフルなボディーカラーや各種装備を充実させたという。
農業で活躍する高齢者や女性の意見を取り入れ、運転席の床をこれまでより4センチ低くし、ドアの開放度合を広くするなどして乗り降りのしやすさにこだわった。また、広くて快適な室内空間を確保するとともに、軽トラックで初めて4速オートマチック・トランスミッション(AT)を採用し、運転のしやすさにも配慮した。
また、ボディーカラーは女性を意識した淡いピンク色や水色など全8色と豊富なバリエーションを準備。日焼け防止に紫外線や赤外線を遮るUVカットガラスやミラー付きサンバイザーなどをセットにした、ユニークなオプションメニュー(「ビューティパック」「農業女子パック」など)を設けている。もちろん、女性ユーザーのみならず、従来通りのハードな各用途や志向に合わせたパックオプションも豊富に設定している。
発表会で挨拶したダイハツの三井正則社長は「用途、嗜好(しこう)、感性で自分にあったハイゼットにカスタマイズしてほしい」と述べた。
尚、燃費性能は旧モデルから20%弱改善した1リットル当たり19.6kmへと進化。価格は65万3,400~119万8,800円に設定。月間販売目標は5千台である。
↓ダイハツ工業の関連HP
http://www.daihatsu.co.jp/lineup/truck/index.htm
ちなみに、9月2日の新型『ハイゼット トラック』の発表会には、安倍昭恵首相夫人も駆けつけて、女性の視点からの軽 トラックの魅力を語った。
昭恵夫人は、「農業の発展のためにも女子の力は欠かせません。新型ハイゼット トラックは女性でも喜べる軽トラックに仕上がったなと思います」と述べ、「下関の軽トラ市に参加したくて、(軽トラが)欲しかったんです。機会があれば、是非乗ってみたいですね」と語った。
更に昭恵夫人は、「農業というと汚いイメージがつきまといますが、ハイゼット トラックのようにカラフルで可愛いクルマに乗った女性農業者が増えれば、イメージも変わると思います。ゆくゆくは就職のひとつの選択肢として“農業もいいな”って思ってもらえるような世の中にしたいですね」とコメントした。
尚、「農業女子プロジェクト」は、アベノミクス成長戦略の柱のひとつとして、「農業の6次産業化」を目標として農林水産省が主導する国家プロジェクトのひとつである。 女性農業者が日々の生活や仕事、自然との関わりの中で培った知恵を様々な企業のシーズと結びつけ新たな商品やサービス・情報を社会に広く発信し、農業で活躍する女性の姿を広く国民に告知するための取り組みとされている。
冒頭に述べた通り、実は軽トラックは使い廻しの良い便利な自動車だ。筆者も以前はセダンの2代目として利用していた。
メインを4WDのステーションワゴンに変更してからは別の車種に変えたが、今回の『ハイゼット トラック』などはデザインも洗練されてきたし「自分好みにカスタマイズ」という発想は大好きなので、少々、気になるクルマではある。
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