9月28日(日)、JR登戸駅で南武線の新車E233系の展示会があったので、早速行ってきました。
10月4日から運用が開始されるピカピカの新車の展示会。
速報で、そのレポートをお届けします。
JRのE233系は、201系や205系、そして211系の置き換え用として製造されている新型の電車で、2006年に中央線に初めて登場し、その後各路線向けに大量に増備されています。
JR東日本の利用客アンケートを反映し、さらに車両の信頼性を向上させて輸送障害を防ぐため、従来の同社の通勤形・近郊形車両と比べると全体性に「ゆとり」を持たせた設計として、利用者が快適に乗車できるように配慮されています。
開発にあたっては、車両の信頼性向上と乗客へのさらなるサービス向上を目指して、
1.故障に強い車両 2.人に優しい車両 3.情報案内や車両性能の向上 4.車体強度の向上
をコンセプトとして開発されました。
今回、観てきた車両はそんなE233系の中でも、8000番台を名乗り、南武線に205系、209系の置き換え用として、2014年10月から15年までに大量に導入されていく予定の車両です。
まず、駅改札入口で入場整理券を受け取り中に入りましたが、改札の中にはなぜか三体のゆるキャラの着ぐるみが・・・。
その後、ホームに降りると、E233系がホームに止まっていましたが、ホームは普通の旅客用ホームを使用していました。
多くの鉄道マニアが来場しており、他にも家族連れや、カップルなど一般の方々も多く来ていました。
整理券をホームにいる職員に見せて、E233系の車内に乗り込みます。車内は新車の匂いがしてとても綺麗、シートもまだ新品なので座り心地が良くすがすがしい感じです。
また、いろいろと展示物があり、南武線の沿線にある稲城市のPRや従来の走行車両、E233系の兄弟車両等の写真なども飾られていました。
運転台への入室は許可されていないため、ホーム側から写真を撮りました。ただし、通常の営業運転の電車も来線するので、注意して観察・撮影しなければなりません。
運転席の内部を見ると、衝撃吸収構造を採用のため、乗務員室内はスペースが広く確保されています。踏切事故対策として運転台筐体や運転士用の座席をE231通勤タイプよりも 高くした高床構造を採用しており、前方視認性の向上を図っています。
計器盤は計器類・表示灯がなく、これらを3枚の液晶モニターに表示するようになっており、また、主制御はワンハンドル・マスコンでした。
撮影を終えて周囲を見回すと、現在の主力車両の205系が何度かやってきました。鉄道マニアが別れを惜しんで度々カメラを向けていましたが、さすがに後継車両の233系に比べるてしまうと、どうしても車体の古さが目立つように思われました。
今やJR東日本の通勤電車の顔になった、E233系。南武線でも、快適な走りを見せてくれることでしょう。
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