NHK朝の連続テレビ小説『マッサン』の影響で、ニッカウヰスキーの快進撃が止まらない様ですが、サントリーも負けてはいません。
この程、英国のウイスキーガイドブックで『山崎』が世界最高のウイスキーに初めて選出されたそうです・・・!!
AFPが伝えるところでは、11月3日に発売となった英国の権威あるウイスキーガイドブック「ワールド・ウイスキー・バイブル2015(Whisky Bible)」で、サントリーのウイスキー『山崎 シングルモルト・シェリーカスク 2013(The Yamazaki Single Malt Sherry Cask 2013)』が世界最高のウイスキーに初めて選出されたそうです。
『山崎』についての評価は、同書の著者であるジム・マーリー(Jim Murray)氏の「重厚でドライ、スヌーカーボールのようにまろやか」の言葉とともに100点満点中97.5点を獲得し、歴代の最高点と同点で1位となりました。
尚、NHK朝の連続テレビ小説『マッサン』 の主人公、亀山政春のモデルでニッカウヰスキーの創業者である竹鶴政孝さんは、1929年に鳥井信治郎さん(サントリー創業者)に招かれ寿屋(現在のサントリー)に入社。山崎蒸溜所の初代工場長として、日本初の本格スコッチ・ウイスキー製造を指導し、蒸溜所の創設にも関わりました。
モルトウイスキー原酒100%の『山崎』は、サントリーだけでなくニッカのDNAも受け継いだ、重厚で芳醇、高貴(ノーブル)な味わいと、深みのあるまろやかさが特徴だと思います。
さて「ワールド・ウイスキー・バイブル2015」では、2位が『ウィリアム・ラルー・ウェラー(William Larue Weller)』(ケンタッキーの由緒ある蒸溜所が起源で、小麦を原料にしたバーボンを1849年に出荷。その後、禁酒法時代を生き抜きスティッツェルと合併、ルイスビルでスティッツェル・ウェラー蒸溜所を設立)で、3位が『サゼラック・ライ18年(Sazerac Rye 18 Year Old)』(ライ麦を主原料とする代表的なライ・ウイスキー (Rye whiskey)のひとつ)、4位に『フォアローゼス(Four Roses)』(トウモロコシを主たる原料としたバーボン・ウイスキーの代表的な銘柄、スタンダード・タイプは意外とマイルド、ブラックはフルーティさとコクを兼ね備え、シングル・バレルは蜂蜜やメープル・シロップの香りとシナモンやナツメグの味わいを備えている)と、米国勢のウイスキーが上位を占めました。
尚、お膝元のスコッチ・ウイスキーは、今回のランキング上位からはことごとく外れたそうです。
やはり、日本産のウイスキーが世界一とは嬉しいですネ。そして辛党としては、どれもこれも、是非とも味見をしてみたいものです!!
ちなみに、 マーリー氏の言う「スヌーカーボール」とはビリヤードに似た競技のことでしょうか・・・??
-終-
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