米ドリームワークス(DreamWorks Studios)が実写版の『攻殻機動隊(Ghost In The Shell)』の製作を進めているといいます。
最新の情報では、主演にスカーレット・ヨハンソンを迎えて、2017年4月14日から米国で封切られることになりました・・・。
米国のドリームワークス(DreamWorks Studios)が製作中の『攻殻機動隊(Ghost In The Shell)』実写版映画の米国での封切りは、2017年の4月14日となるそうです。これはDeadlineが1月13日(現地時間)に、ドリームワークスの映画を配給する米ウォルト・ディズニー(Walt Disney Studios)が発表した、として報じました。
ドリームワークスは2004年に、押井守監督のアニメ映画『攻殻機動隊 イノセンス』の米国での配給を担当し、その後、2008年にはこの原作漫画の映画化権を獲得していましたが、いよいよ製作に拍車がかかってきたようです。
また、この実写版の監督は、ダークファンタジー映画『スノーホワイト』(2012年)でメガホンを取ったルパート・サンダース監督。脚本は映画『ザ・ホークス ハワード・ヒューズを売った男』(2011年)や『ザ・ケープ 漆黒のヒーロー/THE CAPE』(2011年)のウィリアム・ウィーラー氏。製作には、映画『アメイジング・スパイダーマン』シリーズや『アイアンマン』(2008年)など多くのSF/アクションヒーロー系作品を手掛けるアヴィ・アラッド氏と、映画『ゴーストライダー』シリーズのスティーヴン・ポール氏が予定されています。更に、パラマウント・ピクチャーズが共同製作および共同出資する可能性があるという情報もあります。
主人公の草薙素子に当たる役柄ついては、2012年のSFアクション映画『アベンジャーズ』や映画『LUCY/ルーシー』(2014年)のスカーレット・ヨハンソンに決まったと今月(1月)5日にVarietyが伝えています。しかしその役名や他のキャストなどは未定のようです。
『攻殻機動隊』シリーズは、1989年に初めて出版された士郎正宗氏の近未来SF(サイバー・パンク)漫画で、ITやネットワーク技術が飛躍的に高度化した近い将来の日本(正確にはパラレル・ワールドであるが)を舞台に、公安9課の義体化されたサイボーグである草薙素子を隊長とする攻殻機動隊がテロや暗殺などの重大犯罪と闘う姿を描いています。
主役の草薙素子以外の登場人物にも、公安9課の荒巻部長や課員のバトー、トグサといった一癖も二癖もある魅力的なメンバーが揃っていて、また「光学迷彩」に代表される、様々な劇中の未来テクノロジーも大変面白いものが多くあります。
原作漫画に加え、押井守氏による映画版や神山健治氏によるテレビアニメ版とその劇場版があり、其々、時代設定や主人公草薙素子のキャラクター、及びストーリー展開などに多くの相違点があり、原作漫画を核(コア)とした大きな作品群ととらえるべきでしょう。
ちなみにVarietyによると、ドリームワークスの創業者の一人であるスティーヴン・スピルバーグ監督が原作の大ファンだといいます。
欧米やアジアなどの外国にもたくさんのファンがいる『攻殻機動隊』ですから、この映画化は大ヒット間違いなしの気もしますが、アニメの実写化は常に両刃の剣であり、一歩誤ると散々な結果となる様です。
ドリームワークスが創る作品ですから、きっと成功作になると思いますので、攻殻ファンの皆さん、首を長くして楽しみに待ちましょう!!
-終-
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