先日、「サリーちゃんは本当はサニーちゃんだったって知ってる?」って友達から聞かれました。
「え、知らない」と答えた私ですが、他の友人に聞いてみると意外にも多くの人が知っていました…。
大人の事情(権利の関係)で「サリー」に変わったそうですが、今思えば「サニー」より「サリー」でしょ、と言えますよね。
『魔法使いサリー』は、横山光輝さんの漫画を原作とした我国初めての少女向けTVアニメです。以降の、魔女の少女(魔女っ子)を主人公とした物語の先駆けとなりました。
原作漫画は、1966年(昭和41年)7月号から1967年(昭和42年)10月号にかけて、少女漫画雑誌『りぼん』(集英社)に連載されましたが、当初『魔法使いサニー』というタイトルで5回ほど連載した後に『魔法使いサリー』と変更されています。
この理由は、「サニー」の商標権を持っていた電器メーカーのソニーから「サニー」の使用許諾が得られなかった為で、仕方なく「魔法使いサリー」と変えたそうです。
ちなみに、日産自動車の「サニー」は、ソニーから許諾を得て販売されました。
そうなんだ知らなかった、「サニー」が商標登録されていたなんて…。ソニーは、類似の言葉が使われない様に似た商標を押さえていたんですね。
競合の分野ならば分かるけど、漫画の主人公の名前にも気を付けなければならないんですね。何事を行うにも、知らず知らずに権利侵害を犯してしまいそうです、くわばらくわばら。
-終-
《スポンサードリンク》