【超常現象】 『成長する小路』を通過せよ!! ~路線バスの災難と多発する謎の交通事故~ 〈248JKI45〉

バス99ダウンロード今月(3月)24日、英国エセックス州のチェルムスフォード(Chelmsford)で、路線バスが街路に挟まれて行動不能となりました。

2時間後にレスキュー隊の活躍で、乗客・乗員は無事救助されたとのことです…!!

 

このバスは、地元では『成長する小路』とか『クルマを捕まえる街並』と呼ばれている道路の途中で、方向転換をする際に街路に挟まれて動けなくなった模様です。

この地点で、バスやトラックなどの大型自動車が身動きが取れなくなったのは、昨年は2回、過去10年間で7回にも及びます。

普段でも極めて狭小な道で、路線バスなどもギリギリで通過している場所が、ある日ある時、急により狭くなるという異常な現象で、具体的には、路側に建つ建物が膨張して通過中のクルマを挟み込むもの(多くの運転手の証言)です。

 

今回の事故の経緯については、チェルムスフォードの市交通局が、当該のバスのドライブレコーダーの記録の解析に当たっていますが、未だ詳しい発表は為されていません。現在、分かっているのは、事故の直前に運転手が大声で何かを叫んでいる事と、バスの衝突時に数名の乗客の悲鳴が録音されている事ですが、記録映像によるとバス正面の道路の状態に関しては特に異常や変化は見当たらないとされています。

現実には、一方の街路側の建物にバスが自ら突っ込む形で30フィート以上も食い込んで、倒壊した壁や柱に埋もれていました。幸いなことに建物は無人の貸倉庫であり、人的な被害などはなかったそうです。

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運転手のトラフォード・マロリー(仮名)さんの証言によると、運転手仲間の間で「バスが食べられる」との超常現象で有名なレスリー街に入り、ダーラム郵便局前を過ぎてから1/4マイルくらいの地点、左折しようとウエンブリー交差点に進入しようとしたちょうどその時、急に視界を遮る形で両脇の建物や壁が膨らみながら自分のバスに迫ってきた、といいます。しかし衝突直前に失神した彼が生気付いたのは病院のベッドの上であり、事故前後の記憶は完全に無いそうです。

また乗客たちは皆一様にバスが衝突事故を起こすまでは、何も不自然な事は無かったと言います。また建物や街路側からの目撃者がいないことも、毎回この怪事件では同じであり、やはり、何らかの不可解な作用が運転手のみに働いているようだ、と事故解明の専門家は考えているようです。

 

駆けつけたレスキュー隊が後部の窓を破って、女子学生11名を含む乗客14名と運転手を救助しましたが、数時間後にはバスはレッカー車に牽引されて楽々と脱出に成功しています。

この現象は、地元では第二次世界大戦後間もなくから知られており、原因究明に調査を実施した大学の研究チームも過去にはありましたが、その結果は不明のまま調査は打ち切られています。

しかし原因に関しては、この地点の特異な道路の状況、特殊な気象条件と特定の太陽の位置(太陽光の角度)などが重なった結果、運転手に視覚的な錯覚を及ぼして車両が街路の建物などに接触するのではないか、というのが通説となっています。

 

日本でもよくありますよね、運転手さんの職人芸的ドライブ・テクニックでギリギリでバスが通過していく道。窓からちょっと手を出したら路肩の建物の庇(ひさし)や看板に触れそうなところを、スイスイと通ります。この件も、きっと同じような処で起きる原因不明の現象なのではと思いますが…。

-終-

【注意】
この記事の内容は、「4月1日には少し早いが…」という注釈つきで、現地在住の筆者の友人より伝え聞いたものです。あくまで都市伝説の一端として理解ください。

 

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