5月12日(現地時間)、Aol.サイトのニュースに『 Verizon Buying AOL for $4.4billion 』との記事がTOP NEWSとして掲載された。
つまりベライゾン(Verizon)が、約44億ドル(約5280億円)でAOLを買収するとのことらしい・・・。
米国通信大手企業のベライゾン・コミュニケーションズ(Verizon Communications)は12日、同じく米国のネット・コンテンツサービスの大手企業AOLを1株あたり50ドルで買収することで合意、合計約44億ドル(約5,280億円)で買収することになったと発表した。
Bloombergによると、今年(2015年)1月にはベライゾンがAOLに対して買収もしくは事業合弁を提案していたという。
買収は株式公開買付で実施されて、今夏には買収手続きを完了の見込みで、以後、AOLはベライゾンの完全子会社となる。またAOLのCEO、ティム・アームストロング氏は今後もAOLのCEOの任を続けるとしている。
ベライゾンがAOLを買収した主な目的は、AOLが所有するモバイル向けの動画サービスやインターネット広告事業、そしてメディア事業との相乗効果で業容を強化することである。また、AOLが保有する「Huffington Post」や「Tech Crunch」、「Engadget」などの優れたコンテンツを獲得することも重要と考えていた模様だ。
ベライゾンは、この買収を「将来の成長を推進するためのデジタル・動画プラットフォームを構築するための重要なステップ」ととらえており、「AOLはデジタルコンテンツと広告業界のリーダー企業であり、ベライゾンとAOLは6,000億ドル規模の世界の広告業界でダイレクトにターゲティングしたモバイルファーストのプラットフォームを構築していく」と説明している。
ベライゾンにとっては主力のモバイル事業で競争が一層激化しており、今回の買収劇は、ネットで映画やテレビ番組を見る動画利用の広がりに対応して、インターネットとメディア事業を強化して他社との差別化を図る戦略と考えられる。
-終-
《スポンサードリンク》