凄いなぁ、この玩具(おもちゃ)。実物と同じでちゃんと浮遊して動くんです。実速に換算したら時速500kmですって。
本物の完成前に、一足先に我家にリニア新幹線を敷設するというのはいかがですか!?
今回の【ちょこっとニュ~ス♪】は、ゲームと日本酒が大好きなアラフォーオヤジ、ちょこっとニュ~ス配信組合員15号のジューゴーがお届けします。
玩具メーカーのタカラトミーは5月26日、実際に磁力で浮いて走行する世界初のリニアモーターカーの玩具、「リニアライナー」を9月から販売開始すると発表しました。
この「リニアライナー」は、昨年の東京おもちゃショーで紹介されて大変注目を集めた玩具で、現実にJR東海が試験走行で使用しているリニア新幹線用の車両「L0(エルゼロ)系」をモデルとして1/90スケールで玩具化したものです。
また実際に「浮いて走る」ことにこだわり、2年以上の開発期間を費やして完成させたそうです。
↓『世界初!<リニアライナー>紹介動画』より 提供:タカラトミー
実物と同様に、磁力の反発力で車体を路盤から2ミリほど浮かせて走りますが、高速磁気センサーで磁力を検知しつつ車体中央部の推進用電磁石がオンとオフを繰り返しながら、路盤に設けられた永久磁石と反発して推進力を獲得します。(当初販売予定の「リニアライナー 超電導リニアL0系スペシャルセット」のコースを1周する間に126回もオン/オフを繰り返すといいます)
列車は、動き出すと徐々に加速して最高速度に達すると周回運転を続けます。駅での操作で発車と停車は可能ですが、速度の調整は出来ません。
この玩具の時速は6~7km相当ですが、実物にあてはめた「スケールスピード」に直すと時速500kmを超え、現実のリニア新幹線に近いそうです。
車両は内部にリチウムイオン電池が内蔵されており、コントローラーを兼ねる駅に停車させてケーブルと接続すると充電が可能で、30分間の充電で約20分間の走行が出来ます。尚、駅舎に内臓の電源には単3電池10本もしくはACアダプターを使用します。
専用路盤の外側は透明のプラスチック製で、浮遊して走行する姿を眺めることが可能です。
この「リニアライナー 超伝導リニアL0系スペシャルセット」の製品構成は、長さ25.1cm × 幅 3.2cm × 高さ2.6cmのL0系車両の4両編成とコントローラーを兼ねる駅舎、ストレート路盤(レール)× 6、カーブ路盤(レール)× 8、直線ハーフ路盤(レール)× 2、橋脚 × 18、トンネル × 2(直線と曲線)、橋梁部分 × 1、ACアダプター × 1がセットとされています。
駅舎部分にはスケールスピードを表示する機能や、発車や停車、走行スピードなどの状況に合わせて音声アナウンスが流れるボイス機能が搭載されています。
また、ストラクチャーの鉄橋やトンネルは現実の山梨実験線にある小形山架道橋やトンネル緩衝工が(相当デフォルメされていますが)デザイン上のモチーフとされています。
上記セットの路盤(レール)は楕円型の周回走行で、設置サイズは幅192.8cm × 奥行84.8cm。また同セットの希望小売価格は3万5,000円(税抜)で、別売で増設用の直線路盤(レール)2本入が2,000円(税別)、曲線路盤(レール)2本入も2,000円(税別)です。またメーカー推奨のこの玩具の対象年齢は8歳以上とされています。
今後タカラトミーでは、分岐線(ポイント)や複線路盤などのラインナップを増やしたり、オリジナルデザインの車両など、本シリーズのバリエーションを追加販売することで合計2万個程度販売するとしています。但し、勾配区間用の路盤(レール)などに関しては検討中とのことです。
なるほど、お値段もそれなりに高いと思ったら、主なターゲットは大人。でも我家では購入はムリ。唯一の男子である筆者の主張なんて採用された試しがありません。うぅ~、興味ありありですが、絶対購入の許可は降りないでしょうね(泣)。
-終-
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