これから本格的にガーデニングに挑戦しようと思っている素人さんの私ですが、猫の額のような自宅のベランダを有効利用するために、まずは『寄せ植え(よせうえ)』にチャレンジ。
そこで、『寄せ植え』の基本について調べてみましたので、ご参考までに紹介します・・・。
『寄せ植え』とは
一つの鉢やプランターにいろいろの草花を組み合わせて植えることを『寄せ植え』といいますが、さほど広くないスペースでも手軽にガーデニングが始められます。選ぶ草花を工夫することで幅広い楽しみ方が出来るし、様々な季節の表情には魅了されます。また、初心者でもトライしやすいガーデニング入門編としても人気があります。
しかし、植生の異なる種類の植物をまとめて植え込むことは、意外と難しいものがあります。繁殖力・生命力の強弱を見極めた上で組み合わせる種類を選ばなければなりません。
草花間での色味・カラーや生育した後の関係性などのバランスを考えて組み合わせていきますが、例えば、適正な水加減や日当たりなどが異なるなどはよくあることです。
当然ながら、鑑賞や展示には適していますが、各々の植物の性質の違いにより長期間の栽培には不向きとされています。そして寄せ植えに関しては、選択する植物の種類の選定を間違うと管理が極めて難しいと云われているのです。
それでは、改めて『寄せ植え』の基本をまとめてみます。
【組み合わせの基本】
1.生育環境が近いこと・・・・・適する気温(耐寒・耐暑)や水加減、土壌、日照などが近似していることに留意します。
2.丈に違いがあること・・・・・丈の高いものや中間のもの、低いもの(グランドカバー)などの中から二種類または三種類を組み合わせて、植え込むときに高低差をつけると綺麗に見えます。
3.開花時期・・・・・開花時期が同じ場合は一斉に豪華に咲き誇り、違うものの組み合わせなら代わるがわる咲き続けて長く楽しめます。
4.カラーリーフを加えること・・・・・可能ならば花びらだけでなく、葉っぱがカラフルで綺麗なものを加えます。カラーリーフを多めに混ぜるか、カラーリーフを中心に寄せ植えするのもグッドです。
5.繁殖スピードの早いものは避けること・・・・・ミント類や繁殖力の強いもの、匍匐性で横へと広がる力の強いものは避けるようにします。これらを加えると、他の草花は遅かれ早かれ駆逐されてしまいます。
6.株数は容器に合わせること・・・・・植える植物の数は鉢やプランターなどの容器の大きさに合わせますが、不用意に種類を多くすると統一性のないゴチャゴチャとした印象になってしまいます。
【植物の生育パターン】
1.縦に成長するもの・・・・・上下に直線的に伸びるものや、緩やかな曲線を描くものもあります。
2.こんもりと茂るもの・・・・・前後左右の空間を埋め、ふっくらと広がります。また、少ない株数で広い範囲をカバーできます。
3.横に這うもの・・・・・横方向、水平方向に伸びて広がるもの。鉢の縁に植えれば垂れ下がり、植物とプランターなどの連帯感が出ます。
この様な生育パターンを考慮して組み合わせを選び、実際に植え込むときのレイアウトに反映させます。
【プランターやコンテナの種類】
1.ラウンド型・・・・・丸口で口径が広い鉢は、開花するにつれてボリューム感が増していきます。
2.プランター(長方形)・・・・・矩形のプランターは、壁際やベランダの端などにすっきりと設置が可能で、スペースにムダがでません。
3.背の高い鉢・・・・・丈の高い草花に向いています。しだれ咲くタイプの花を植えればボリュームや立体感が表現できます。
植え込み用の容器であるプランターやコンテナは形や素材ともに多くの種類があります。寄せ植えに使う場合は、数種類の苗を植えるのである程度の深さがあり、やや大きめのものがお勧めです。置く場所や雰囲気に合わせて選択しましょう。
【寄せ植えの手順】
1.容器の底の準備・・・・・鉢やプランターなどに鉢底石と培養土を入れます。必要に応じて鉢底ネットを敷き、鉢底石を入れます。その上に、培養土を盛ります。 培養土は、調製済の市販品が手軽で便利です。ガーデニング経験を積んで来たら赤玉土と腐葉土を混合したりしてオリジナルのブレンドに挑戦しても良いでしょう。また培養土の量は、植え込む草花の数や大きさを考慮して量を調整しましょう。(園芸用のシャベルやハサミの準備も忘れずに)
2.植物の配置を決定・・・・・寄せ植え用に用意した草花は、慌てて植え込み作業に入らずに、ポットから抜く前に大まかなレイアウトを決めます。ポットから苗を抜いて配置を試すと、根が痛んでしまう場合があるので注意が必要です。
原則としては、丈の高い植物を後方(周りから見る場合は中央)に配置、手前に向けて順番に丈が低くなる様にレイアウトします。最後に最前面には容器の端から垂れ下がるような植物を植えると見た目のバランスも良く、全体的にも安定感が出ます。
3.植物の植え込み作業・・・・・ポットから苗を取り出して、事前に検討した通りに配置します。この際に、準備した培養土に根が充分馴染む様に、軽く根を揉むようにして崩した上で植え込みます。既に花が咲いている株の場合は、根が痛んでしまうと花の体力が落ちてしまいますので、崩しすぎないようにしてください。
培養土の量を調節しながら、それぞれの株が均等の高さに植わるように注意し、また成長を計算して株間の距離を決めます。更に株間に培養土の隙間が出来ないようにしながら、植えた草花が培養土にしっかりと根付くように気をつけます。
仕上げに、草花に直接水がかからないように注意しながら、水やりをすれば植え込み作業の完了です。
【寄せ植えの管理】
敷いた培養土が乾いたら、たっぷりと水をやります。咲き終わっても散らずに残っている花がらは出来るだけ小マメに摘み取るようにし、液体肥料は週に1回程度の割合で巻きます。
素人の私の記事がどの程度、皆さんのご参考になったかは分かりませんが、ガーデニングとは、植物を育て触れ合いながら、自分流のアレンジを加えて楽しむことだそうです。
今後も、ガーデニング体験記のような記事を投稿できれば、と思っていますので、よろしく、応援してください。そして、ガーデニング未経験の方、是非、ご一緒にチャレンジしてみませんか・・・。
-終-
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