2005年の8月、北海道旅行に行った際に余市で見かけた札幌市電の廃車体。国道沿いの空き地にあった建物の間に、ギュッと挟まれるようにして鎮座していました。
ボディーはなぜか,赤茶色いペンキで塗りつぶされ、車号も読み取れないほどの状態でした。
この車両は札幌市電210形。1958年に製造され、引退の話がありつつも、仲間は現役で札幌の街を走っています。
ちなみにこの215号車両は1989年に廃車になったもの。片方の前頭部には、JUNO’S JAPAN ’88のロゴが。1988年6月から10月まで開催された「世界・食の祭典」を表しています。
大失敗に終わったというイベントでした。それが残っていたのも、余計にわびしさをそそりました。
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