米国 GoPro社は9月19日に、同社のカメラ製品(一部)を搭載可能な小型ドローンの『Karma』と、新しいアクションカメラのラインナップである『HERO5』シリーズの発売、そして新たなクラウドサービスの『GoPro Plus』のリリースを発表しました。
先ずは『Karma』ですが、GoPro社が初めて販売することとなるドローンであり、当然ながら同社のカメラ製品を搭載して空撮することが可能です。コンパクトで携帯性に優れたデザインの同製品に対応するカメラは、従来品の『HERO4』と、今回発表された新製品の4Kカメラの『HERO5 Black』並びに『HERO5 Session』となります。
⇓ GoPro Tutorials の「GoPro: Introducing Karma」より
『Karma』は、ドローン本体とそのコントローラー、スタビライザーやハーネス、グリップ、そして折り畳んだ状態で収納できるケース(背中に背負うことが可能)等で構成されており、このドローン単体のセット(カメラは含まない)は日本では10月23日に9万円(税別)で発売の予定です。また製品ラインナップには『HERO5 Black』や『HERO5 Session』とのバンドル版も用意されるそうです。
コントローラーは、使いやすさ抜群でゲームスタイルのフライトとカメラのコントロールが可能であり、グリップはハンドヘルドでもマウントでも超滑らかなビデオ撮影が出来ます。更に、同梱のスタビライザーは付属のグリップにセットすることで、「ジンバル(Gimbal)」(ブレのない映像撮影を行う目的でカメラを安定させる為のスタビライザー)として使用が可能とのこと。そして収納ケースは、もちろん外出先でのドローンの保管ケースとなり、またグリップの一体型ショルダー マウントとしても機能します。
さて2年ぶりの新製品アクションカメラの『HERO5』については、簡単なワンボタン式&音声コントロール対応となっており、防水デザイン(防水性能はハウジングなしで水深10mまで)でクラウドへの自動アップロード機能を有し、ビデオ安定性能が向上しています。そして上位モデルの『HERO5 Black』とコンパクトな普及タイプの『HERO5 Session』の2モデルが用意されています。
『HERO5 Black』は上記の機能に加え、2インチのタッチ ディスプレイを採用したことで大変操作が簡単なGoProとなっており、また位置情報記録やRAWおよびWDRの写真撮影機能もあり、解像度は12MP(1,200万画素) / 30、 FPS連写タイムラプス(コマ撮り)で、動画では4K30/1440P80/ 1080P120 となっています。
一方、『HERO5 Session』 は小型のシンプルなデザインで、『HERO5 Black』と同様に防水仕様でワンボタン式&音声コントロール対応、またビデオ安定性能が向上しており、解像度は10MP(1,000万画素) / 30、 FPS連写タイムラプス(コマ撮り)で、動画では4K30/1440P60/ 1080P90 となっています。
尚、『HERO5 Black』の価格は4万7,000円、『HERO5 Session』は3万6,000円で、いずれも10月2日発売の予定です。
そして、先ずは米国で先行される、充電中に撮影したコンテンツを自動アップロートするクラウドサービス『GoPro Plus』に関しては、月額料金が4.99ドルの新しいクラウドサービスで、このサービスに加入すると『HERO5 Black』および『HERO5 Session』を充電中に自動で写真や動画をアップロードしてくれるというものですが、それ以外(従来)のGoPro社のカメラの場合は、アプリを経由して利用者の操作で画像データ等をアップロードする形となっています。尚、米国以外でのこのサービスの提供は、2017年1月以降になる見込みとされています。
ちなみに、2015年7月に発表された『HERO4 Session』は、今回の発表から『HERO Session』と呼ばれています。
※GoPro社の日本語ページはこちらから ⇒ https://jp.gopro.com/
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