天使の心理学 WORK7「悩みから解放されるワーク」/atn

「悩みから解放されるワーク」は、ヘルメス哲学の「ジェンダーの原理」に基づくワークです。ジェンダーの原理は、「すべてのものにジェンダー(性)がある」という原理です。

物質面だけでなく、思考面、精神面も同様です。物質面でこの原理は「性別」として現れます。この原理なくして創造はありません。

ジェンダーの原理を理解することは、人の心を迷わせるたくさんの問題に光を投げかけます。ジェンダーの原理は常に、発生、再生、創造に働きます。

 

ジェンダーの原理とは?

すべてのもの、すべての人は、二つの要素を内部に持っています。すべての男性に女性的な要素があり、すべての女性にも男性的な要素があります。

二つの要素を男性エネルギー、女性エネルギーと言い換えてみましょう。男性エネルギーは創造的な側面に向かい、女性エネルギーはそれを受け入れて創造のプロセスを司(つかさど)るエネルギーです。能動的側面、受動的側面と言い換えることもできます。中国の思想、陰と陽にも通ずる原理です。

電気工学や電磁気学においては、男性エネルギー、女性エネルギーに照応して、プラスやマイナス、ポジティブやネガティブといった用語が使われます。

注意すべき点は、前者(男性エネルギー、能動的側面、プラス、ポジティブ)が強さを意味したり、後者(女性エネルギー、受動的側面、マイナス、ネガティブ)が弱さを意味するものではないということです。

互いに肯定的や否定的な意味合いは一切なく、それぞれの要素の性質、側面の違いを表しているにすぎません。

ヘルメス哲学は「心の二重性」についてもジェンダーの原理で解き明かしています。「私」という自己が、「I」と「Me」という男性的、女性的側面の異なる意識に別れることに気づくと、精神的影響力について様々なことが明確になります。

 

ワークの解説

ジェンダーの原理のポイントは、創造に向かう側面と、受け入れて創造するプロセスのバランスが大切であるということです。感情的な問題の多くは、このバランスがくずれたときに起こります。悩みから開放されるワークは両者のバランスを取り、創造的思考を行なうことで問題の解消を図るワークです。

多くの人は男性的側面である「自分の意図」を明確にできないまま、他者から注がれた意志による結果を創造してしまいがちです。

WORK1心の望みを知るワークを受講された方は、自分の本当の望みを意図しその結果を受け入れることを学びました。望みを意図することは男性的側面であり、その結果を受け入れることは女性的側面です。

「WORK3気づきを広げるワーク」、「WORK4夢と願いに近づくワーク」を学んだ方は、ものごとには常に反対の側が同時に存在し、本質的に同じものであることを思い出してください。

「ジェンダーの原理」を理解することで、他のワークの理解も深まり、効果をより高めることができるでしょう。


「I(アイ)」と「Me(ミー)」について

IとMe、日本語にすると、どちらも「私」です。IもMeも、「人称代名詞」と呼ばれるものです。Iは「私は」「私が」と訳され、主格となります。Meは「私を」とか「私に」と訳され、目的格です。

日本語では少し解り難いのですが、IとMeはそれぞれの意識が向かう方向が異なります。「I(私は)」は、意識は外に向かって流れ出ます。「Me(私に)」は、意識は内に向かって流れ込みます。

とても簡単な例をあげましょう。I love you (私はあなたを愛する)とYou love me(あなたは私を愛する)です。Iは男性ネルギー、Meは女性エネルギーを、ことばのなかに含んでいます。男性エネルギーは与えるエネルギー、女性エネルギーは受け取るエネルギーをより強く持っています。

男性エネルギーの方が強いと、与える力が強く、受け取る力が弱まります。女性エネルギーの方が強いと、受け取る力が強く、与える力が弱まります。両方のエネルギーのバランスが大切です。バランスが良いと、より多くを与え、より多くを受け取ることができます。

男性エネルギーが強すぎると「他者への攻撃的や批判的な思考」が起きやすく、女性エネルギーが強すぎると「防御的、自己批判的な思考」に陥りがちです。両者のバランスを取ることで、冷静で客観的な思考が可能になるのです。


課題の分離

アドラー心理学でよく知られた「課題の分離」は、悩みや問題が発生したときどこまでが自分の課題で、どこからが他者の課題かを考えます。他者の課題には介入せず、自分の課題には誰も介入させないことが重要とされます。

例えば「勉強をしない子ども」に悩む親については次のように考えます。「勉強しない」ことで授業についていけなくなったり、希望の学校に入れなくなるのは「子ども」の課題。親は介入できない。 (親は、見守り、介入ではなく必要に応じて「支援」すること。)

同様に対人関係についても、自分の人生をどう生きるか、どう行動するかは「自分の課題」、それを他の人がどう思うか、どう評価するかは「他者の課題」と分けて考えるのです。

重要なことは、他の人がどう思うかについては他の人の課題であり、自分は介入できない(しない)と知ることです。

WORK7のテーマは「悩み・苦しみからの解放」です。ジェンダーの原理とアドラー心理学を応用したワークで、両性の意識のバランスを取り、偏った考えから来る思い込みや苦しみをやわらげ、解放できるようになります。

「悩みから解放されるワーク」によって得られること

・すべてのものごとに、ふたつの側面があることを知る。
・心の二重性にかかわる男性的・女性的側面のバランスを取る方法が解る。
・課題の分離について理解し、悩みや問題を客観視し解放できる。

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