【ビジネス情報】 『Dropbox』 ユーザー数が3億人を突破!! 〈93JKI19〉

記録2ダウンロードオンラインストレージサービのDropboxは5月28日、ユーザー数が3億人を超えたことを発表した。前回の発表から約1ケ月で2500万人も増加したことになる。

また同社は先月4月に、Dropbox for Businessで個人用とビジネス用のDropboxのアカウントをシームレスに利用できるようにしたと発表している。

 

Dropboxのドリュー・ヒューストンCEOは、この発表の席上で、競合先である米Googleや米Microsoftの値下げ攻勢について、「すぐには値下げするつもりはない」と答え、「我々のユーザーは競合のサービスを試してみてから戻ってきてくれる」と述べた。

Dropboxの最大の特徴は、PCやスマートフォン上ではなく、インターネットにあるサーバにファイルを保存できること。その為、 PCやスマホを損壊したり、紛失したとしても、ID とパスワードさえあればDropboxにアクセスして保存したデータの復活が可能だ。もちろん、復元できないように徹底的に削除することも出来る。

オンラインストレージサービスとかクラウドストレージサービスに分類されるが、他のサービスと比べて、特にi-Phoneアプリとの親和性が高く、Dropboxにデータを直接保存したり、そのデータを閲覧したり編集できるアプリも多く存在している。

例えばPCで作成したファイルをi-Phoneで見たり、i-Phoneで編集したファイルをPCで引きついで編集することも可能だ。また、指定した相手だけがアクセスできる共有フォルダを設けたり、Dropbox利用者でない人もアクセスできるようにファイルを共有することも可能だ。

 

プランには、無料とプロ、ビジネス向けの3種類がある。無料プランで保存できるのは2GBまでで、招待などを行うと16GBまで拡張出来る。

プロプランには、月額9.99ドルで100GBまで、月額19.99ドルで200GB、月額49.99ドルで500GBまでの3つがあり、ファイル変更の履歴や削除済みファイルを無制限に保管するサービスであるPackrat(月額3.99ドル)に加入することも可能だ。

ビジネス向けは、最低5人のユーザーから使用できる企業向けの有料プランで、利用料金は1ユーザー当たり毎月15ドルの為、最低でも毎月の請求額は75ドルからとなる。容量は最低の5人で 1TB からで、必要に応じて容量は追加することが出来る。

 

ストレージサービス業界の競争は厳しい。その中から、どの業者が生き残るのだろうか?

ユーザー数の多さを背景にDropboxが価格攻勢に出るのはいつか? 競合他社は固唾を飲んで見守っている・・・。

-終-

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